気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

赤膚焼の火打焼(餅)皿に

2015-09-24 19:56:51 | お稽古
昨日も、奥伝(真の炭、大円の真、行之行台子)のお稽古に伺いました。
一日を置いての奥伝稽古となり、
シルバーウイークは、お勉強の日となりました。

主菓子には萬々堂通則さんの上用饅頭、
若草山にススキが、かわいらしいですね。
火打焼餅皿にのせてみました。
どうでしょうか。

本来この皿には、
名前の通り火打焼(餅)を載せるのですが、
時代をさかのぼること、江戸末期の奈良春日大社、
境内にある荷(にない)茶屋で、天秤棒に茶箱と茶釜をのせ
火吹竹で火をおこし、参拝客にお茶と赤膚焼の皿に
「火打焼」という餅菓子を盛って振る舞っていたそうです。

追記;
現在この「火打焼」のお餅を受け継いでおられるのは、
御菓子司「千代の舎 本家竹村」さんですが、
残念なことに、正倉院展の期間中だけだそうです。
67回正倉院展は10月24日(土)~11月9日(月)17日間で、
奈良国立博物館で開催されます。

「火打焼」、もうすぐ いただけますね。