気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

文楽劇場で『棒しばり』を

2015-09-07 06:52:41 | 散策
久しぶりに観劇に行かせていただきました。
というのも、友達から国立文楽劇場である
前進座9月特別公演の観劇券をいただいたからです。

今にも雨が降り出しそうな中、大阪日本橋に到着。
やはり、日本橋界隈は外国からの方が目立っておりますが、
文楽劇場あたりは、ひっそり
文楽が懸かっているときと同じ雰囲気です。

中に入ると、やや年配の方が多いですが、
若い方もちらほら、お見えに。

棒しばり』は狂言の曲名で
盗み酒が出来ぬようにされた二人が、酔うほどに
明るく愉快な舞踊を繰り広げられます。特に
左手から扇子を放り投げ、上手に右で掴められた時は
会場が拍手で鳴り響いておりました。
この演目は京都南座や狂言でも拝見しておりますが、
私には11年前に、亡き勘三郎さんが、勘九郎時代に
坂東三津五郎(故)さんとの「棒しばり」で大笑いした思い出があります。
やはり、お二人の棒しばり以上のものは・・・・

そういえば、お茶に関してですが、
狂言の演目で、有名な『茶壺』がありますね。
最後の結末は、本当にアッと驚きます。
歌舞伎では、『伽羅先代萩』の茶飯釜でしょうか。
この演目は江戸時代の浄瑠璃からとられており、
この話の頃には既に茶飯釜があり、
部屋の中に台子茶道具を据えてあったことも
わかるのですね。

最後に、がんばれ、”文楽”ということで、ご紹介を。
錦秋文楽公演が10月31日~11月23日の予定で
演目は、
午前:碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)
   田植の段/浅草雷門の段/新吉原揚屋の段

   桜鍔恨鮫鞘(さくらつばうらみのさめざや)
   鰻谷の段

   団子売(だんごうり)

午後 玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)
   清水寺の段/道春館の段/神泉苑の段/
   廊下の段/訴訟の段/祈りの段/化粧殺生石

字幕表示もありますので、ご興味のある方は
是非お出かけを。

追記:
終演後、先日雨で行けなかった
つるとんたん”宗右衛門町店にて
遅い昼食となりました。
美味しいけれど、
もう少し薄味が私にはあっているかも、
ごちそうさまでした。