気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

栴檀の実がなる大和文華館へ

2015-09-17 20:46:43 | 大和文華館
朝から雨の中、大和文華館の無料招待デーに出かけました。

門のすぐそばに、栴檀の木があり、
青い実をつけておりました。
青い実も10月を過ぎると、黄色く色づきそうで、
紅葉した姿を思い浮かべながら、坂を上がっていくと

坂の脇には、ムラサキシキブが色づき始め
  
曼珠沙華も咲き始めております。

木々の間には、蘭系も咲いており、

夏から秋へつなぐ花、芙蓉も雨の中、
一瞬の煌びやかさをかもしながら

本館へと誘われます。
外観は桃山の建築をイメージさせる海鼠壁(なまこかべ)
雨にも生えますね。

館内では、”中世へのまなざし”特別展が開かれております。
”祖師へのまなざし”で
一遍上人、弘法大師
法然上人のお姿の神々しさ
一休さんや雪村さんの素朴さ
また笠置曼荼羅、日吉曼荼羅、柿本曼荼羅
どれもすばらしい曼荼羅を拝見することができました。
御公家さまの華麗な書と相対に武将の無骨な書や
特に七言絶句の墨蹟のすばらしさ。
もう少し、字を読めれば楽しいのですが。

参考出展で、室町期の根来塗が片隅に。
茶入が、見られただけでも、
訪れて本当によかったです。