日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

また会う日まで

2017年01月15日 10時45分17秒 | 思うがままに
昨日の夕方、田原豊道先生と私は福岡空港にいました。
空港から夕陽を見ていました。雲の間から光が射しているのを見て「由美子さんみたい!」と、私が呟いたのです。
夜はスーパームーンと見紛うほどの美しい月にふと由美子さんを思いました。

昨日は2度由美子さんを身近に感じたのです。

昨夜9時過ぎに山崎由美子さんが天に召された報を受け、大きな喪失感とともに、由美子さんは祝福された人生だったと確信しました。
ご家族に支えられ、たくさんの皆さんの愛に満たされ幸せな人生だったに違いありません。

病気発覚から7年。
ツライ抗がん剤治療にも耐え、転移による難しい脳腫瘍の手術も乗り越え、本当に私は由美子さんを尊敬します。 ご本人しか分からない孤独感を胸に秘めながらも、生きたい…という強い思いがあったので耐えられたのだと思います。

今度の抗がん剤は、髪が抜けるみたい…。まつ毛も抜けるみたい…と、不安そうな由美子さんに、私が突拍子もないことを言いましたね。

「私ね、ビューラーで肘をついてまつ毛をカールしていたらすべって、一瞬でまつ毛が全部ぬけちゃったの。でもちゃんと生えてきたから大丈夫」

由美子さん、コロコロと笑い転げていましたね。

抗がん剤治療も師範科とぶつからないように調整して最後の最後までヨーガをされていました。

あり得ないような奇跡をたくさん起こした由美子さん。

アニルさんのハンドルネームで神秘的な写真をたくさん送ってくださった由美子さん。

ヨーガの四季の校正を春まで続けてくださった由美子さん。

奇しくも私の母が亡くなってすぐに由美子さんから電話がありましたね。

秋号からは校正は無理みたい…と。

責任感の強い由美子さん。

LINEで昨年の暮れまで交換したけれど、あの時が最後の生のお声となりました。

また会う日まで…(荻山貴美子)
コメント (3)
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