横浜から北海道の山村に移り住んだ、我が家のつぶやき

北海道追分に移り住み5年。今度は追分から恵庭へ。毎日が新鮮で愉しい事だらけ。そんな生活を気まぐれにおしゃべりしています。

隠れ脱水

2013年10月18日 10時39分42秒 | 季節

寒さが増し、暖房を使う季節になってきた。

古い我が家は隙間が多い分、換気もいい。

以前、在宅高齢者の健康管理指導をしていた時のこと、

この時期、訪問すると部屋がとってもあったかいんだ。

暖房マックスっていうお宅もある。

その中で着るものも着ている。

う~~~

加湿器を置いている方は稀だ。

手持ちの室温、湿度測定器はなかなかいい数字を表示する。

“これじゃ血圧上がっちゃうよ、もう少し温度を下げて、バケツでもいいからお水を入れて部屋に置いておこう”

中には室温をあまり上げず、首にタオルを巻き、水容器を置いて冬対策をしている方もいたがそういう方は少ない。

年をとると体温調節が鈍くなっているから暑くても気がつきにくいんだね。

まして一人だとがぶがぶお茶を飲まないし、余計隠れ脱水になっちゃんだよね。

一緒にお茶飲みするが、

“もう一杯どう?”お勧め上手。

何軒か訪問していると、お腹ががぼがぼ。

それでも古い住宅に住んでいる方はそれなりに隙間が換気をしてくれるけど、

ホームなどで暮らして居る方は気密性がいいので、部屋は暑すぎ!

“頭が痛くて”

案の定血圧が高くなっている。

ドアーと窓を開け換気をし、お水を飲んでもらって、一枚洋服を脱いでもらって。(熱中症)

冬の訪問は隠れ脱水が一番の気掛かり。

高血圧や糖尿病、心臓あるいは腎臓の持病を抱える高齢者は多く、中には利尿剤を飲んでいる方もいる。

利尿剤で尿を出し、暖房で不感蒸泄が増し、まして下痢でもすれば最悪。

夜勤をしていると、のどがとっても渇く。

一ℓは軽く飲んじゃうね。

いかに気密性のない家に住んでいるかを自覚しちゃう。

早朝みんなが起きてこない内に、窓を一回開けるんだ。

気持ちのいい空気が流れる。

入居者さんの体調管理は介護者の大事な役目だ。

脱水は水だけではなく電解質も失ってしまう。

電解質の多く含む食材も意識して食べないと。