横浜から北海道の山村に移り住んだ、我が家のつぶやき

北海道追分に移り住み5年。今度は追分から恵庭へ。毎日が新鮮で愉しい事だらけ。そんな生活を気まぐれにおしゃべりしています。

疲れたら。

2019年09月03日 21時10分11秒 | 仕事

ディサービスの夜勤業務をやることが多いのだが、

定期的な夜勤は月に3回から4回。

今回は有料高齢者住宅に住む夫婦のご主人が急遽肺炎で入院し、退院するまでの一週間お泊りするババと、

身体のあちらこちらに青あざがあり、どうもツネラレタ形跡のようなので同居の家族から一時離したいとケアマネからの依頼で急遽お泊りするババ2人のお泊りとなった。

wワークをしていた夜勤アルバイトが夜勤が少なくなり他の職場を見つけていなくなってしまった。

夜勤明けのその日に夜勤入りが何回か続き、

8月半ばから今月半ばまで15回。

丸々一日の休みはその間2日。

来週まであと6回、

それが終わったらしばらくは休める。(いまのところは)

どこかひとりでお泊りをして来ようかな~と思っている。

若い時からひとり旅が好きで、

ぶらっとよく出かけていた。

横浜に居た頃は山下公園によく遊びに行き、ビールを呑みながら船に乗って横浜港を回ったり、

月に一回は横浜港が一望できるお気に入りのホテルに宿泊。

海を見てるのが好きだった。

この辺りは海にとんと程遠い。

小樽が手頃かな。

車窓からの景色を眺めながら飲むビールはひと味違うんだ。

昼はぶらぶらラーメン屋を探し、

餃子にメンマに瓶ビール。

いいんだな~

夜はひとりだと飲み過ぎが不安だから、

コンビニで肴とお酒を買って、窓際で海を眺めながらまったりしよかな。

そんな事を考えていると、

夜勤続きの疲れも軽くなる。

認知症のババふたり。

ここはどこですか?

おとうさんは? おとうさんはどこ?

何度も何度も同じ言葉を繰り返す。

いつもと違うところに連れて来られ、

いつもと違う人間がいて、

不安でいっぱいだよね。

夜中、

お茶したり、おしゃべりしたり。

その都度、ありがとうね。と、優しい言葉を頂く。

それなのに、心のない言葉を掛けてしまう時がある。

ごめんね。

心が疲れ切ったらだめだ。

ぼ~っとしてこよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ば~ばの楽しみ

2019年08月15日 21時22分16秒 | 仕事

今日は日勤。

昨日我が家に遊びに来た2人のば~ばも一緒。

“昨日お会いしていませんか?”

“いや~会ったことはあるかもしれないけど、だいぶ前だったかな。”

“あら、昨日のひまわりは仏さんにあげたよ。”

しっかり記憶のあるば~ば。

問題は・・・

トイレットペーパーをぐるぐる巻きつけ、おまたに入れ込んでいること。

芯を取り丸々一個つぶして入れているかのような量のペーパー。

お風呂に入った時、ふたつ出てきた。

わを! 

“こんな入れ込んで、歩きづらいでしょう?”

“なんでもない。”と大笑いしている。

男性がおまたにテッシュを入れこんでいるのは今まで見たことがない。

ば~ばばかり。

気を付けていないと、トイレを詰まらせてしまう。

トイレから出るのがちょっと遅いな~と思っていると、

ぐるぐる内職をしている。

ぺーパーがなくなるのが早い事。

ば~ばの楽しみ。

わはは、

その声、その笑顔。

それだけで、いいよね。

 

 

 

 

 

 

 

 


我が家を訪問

2019年08月14日 20時26分21秒 | 仕事

   

ディサービス利用の方が我が家に遊びに来てくれました。

車椅子を押してる方は93歳。

長い歩行は無理だが、短い距離ならなんちゃない。

だけど、

“このひまわりはもっと大きくなるのかい?”

“これはいつまで咲いているのかい?”

などなど、10回以上は同じ言葉を繰り返していたかな?

車椅子の方は88歳。

室内では杖を使い、しっかり歩いている。

昼食のメニューを忘れず、記憶はほぼ明瞭で、冗談を言って笑わせてくれるし、

“いつもありがとうね。”

と優しい声掛けをいただく。

出した水羊羹に、

ひとりの方は、

“昼ご飯を食べてないからおなかが空いてて、美味しいね。”

ひとりの方は、

“昼ご飯の〇〇と〇〇を食べておなか一杯だけど、美味しいね。まだないかい?”

 

脳って不思議。

少しくらいずぼらに生きていく方が、

脳にもいいんじゃないかな。

あんまりしっかり生きちゃうと、脳がいつでも緊張しててゆっくりできないよね。

たまにはのんびり休ませてあげないと。

なんて勝手な思いで、

毎日楽しんでいる真知子である。

 

ひまわりを見て、にこにこ。

それだけでいいんだ。

感じる心があればいいんだ。


アリとキリギリス

2019年05月08日 07時28分00秒 | 仕事

たまにぽつんとあるだけで、連続のお泊り利用者がいないディーサービスの夜勤業務は暇になった。

始めたパークゴルフ場の仕事。

予約の団体客だけを対応。

札幌からバスで来たり

たまに外国からのお客様もいるという。

弁当の時は、

少し離れた別のパークゴルフ場に弁当を取りに行き、帰りに返す。

ジンギスカンの時は、

ご飯を炊き、野菜、肉を準備し、カセットコンロ、ジンギスカン鍋を用意し、

各自でやっていただく。

客は、とってもとってもお元気な後期高齢者がほとんど。

“おいくつですか?” “91歳”

おしゃれで背中はシャキっと達者なおしゃべり。

見事!

食べながらわいわいがやがや。

持ち込みは禁止ながら、

そっと覗くと、

あららあらら、それはそれは美味しいそうな物が並んでいる。

たくましい!

カウンターを挟み、少々ほろ酔い気味のおじ様が、流しで仕事をする真知子に話しかけてくる。

(ここは飲み屋じゃないぞ~)・・

とつぶやきながらも、お話相手に。

話が長くなっている。

そろそろ切り上げねば。

認知症の高齢者と、ではない高齢者との対応。

ふ~~~~~

言い難し・・・・

 

ここでも人との出会い。

 

動けば、

いいも悪いも、何かしら面白い出来事に出会える。

それが面白いんだな~

 

夏になると、

外にはキャンプ用のテントが張られ、色々なイベントが行われると言う。

今度は朝食の用意もある。

歌に仕事に、

多忙な夏になる気配。

アリとキリギリス。

忙しさを楽しもう。

67歳、

真知子絶好調!

されど、

筋肉痛の真知子でもあった・・・

 

 

 

 

 

 

 


楽しいことみっけ!

2019年04月05日 16時43分46秒 | 仕事

タウン紙に、地元バンドのボーカル募集の記事が載った。

わお!

札幌近郊のバンドが集まり演奏する、地元パークゴルフ場主催の夏の楽しみ。

毎年出掛け、バンドの演奏に心も身体も躍っていた。

その中のひとつ。

昭和歌謡をメインに演奏するバンドがある。

横文字の多い他のバンドの中で、唯一口ずさめる曲目。

募集の内容は、

①歌が好きな人

②人前で歌ってみたい人

③60歳位まで。

とある。

①②はOKだけど、

60歳位・・・

真知子は67。

ダメだろうなあ~

と思いながらも、心はぐいぐい引っ張られている。

ダメ元でと、いつもの真知子ならすぐに電話をするのだけど、

67に沈んでいる。

別の日、そこのパークゴルフ場でアルバイトの募集あり。

お弁当を配ったりジンギスカンの準備や片付け。

年齢不問。

よ~しここからきっかけをつかもう!

面接時、何気に小さな声で、「ボーカルはまだ募集しています?」

「決まってはないけど応募はありましたよ。」

「一曲でもいいんです。歌わせてもらえたら。」

アルバイトは決定。

後日、一度バンドを見に来ませんか?と電話あり。

やった~!

応募の女性は2人。

歌って認めてもらうしかない。

生バンドで歌うことの楽しさで、気分はうきうき。

楽しく歌わさせてもらった。

結果、

3人でやってみようかと。

それでOK。

専属よりたまに歌えるだけでいい。

嬉しくて嬉しくて。

したいことがあったらまずは行動だね。

 

人様に聞いてもらえるように、

人様に見苦しい姿をお見せしないように、

 

夏までに声も姿も小奇麗にせねば。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


生きるとは活きる。

2019年03月06日 22時36分00秒 | 仕事

夜勤が終わったのは、夜お世話をしていた利用者さんが退所したため。

申し込んでいた特養に移っていく。

職場のディーサービス施設は4人までお泊りが出来るようになっているが、

単発利用が多く、毎日お泊りする人は少ない。

その毎日利用のYさん。

柔和で穏やかなお人柄。

車椅子で食事は介助との事だったが、夜勤中に少しづつひとつづつ出来ることを見つけ、

初めての利用から一か月、

椅子に座ってご自分で食事をし、お茶を飲み、

イチニ、サンシ、ゴーロク、シチハチと互いに声を出しながら洗面所まで歩き、

袖をまくり蛇口に腕を伸ばし、お湯を手の平ですくい顔を洗う。

足元は濡れているけど、

「あ~さっぱりした!」

生きているってこんな事じゃないのかな。

寝ながらオムツ下ろしをして、毎日濡らしていたけど、

それだって、「もよおす」からこそ、子供の頃よりの習性でやってしまうだけのこと。

今朝も濡れ、更衣をしていた時、

「なんでこうなるんだろう・・」とポツリ。

辛いんだよね。

特養は沢山の人がいる。

気の合う人と出会えるといいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夜勤中

2019年02月07日 19時52分11秒 | 仕事

朝までトドのように微塵も動かず寝ていたYさん。

昨夜は・・

21時、0時、2時半、4時、

ムクっと起き、靴を履こうとしているではないか。

“どうしたの? トイレ?”

“うん”

いちに、いちにと手引きで歩く。

もう一歩もう一歩前に出て。

今度は後ろを向くからね~

はい、座って~

いいよ~座って。

便器に座るまで時間が掛かる。

座ったものの、

出ない。

尿取りパットにすっかり吸い取られていた。

“出ないや。”

ベットにいちに、いちに。

4時、

おっとと、足元がふらついている。

やや重量気味のYさん、共倒れになっては大変。

やはりパットにタップリ。

パットを取り替えている最中、

手に生暖かいものが・・・

あらら・・・

もう終わりかと思いきや、

あらら・・・

いちに、いちにとベットに戻り、

今宵のオシッコタイムが終わった・・・

トドのように寝ながら掛物を濡らすか、

掛物を汚さず、夜な夜ないちにいちにとトイレに行くのか。

ふ~

夜勤明け、カラオケで歌いまくる真知子だが、

今日は自宅で爆睡したのだった。

 

 

 

 


生きるとは

2019年02月06日 15時00分24秒 | 仕事

施設入所が決まるまでお泊りをすることになったYさん。

パーキンソンを発症しており、小刻み歩行で尿失禁、介護度が高い。

食事は全介助と申し送りがあった。

手は麻痺している訳ではないし、衣服の着脱時はご自分でやろうとしている。

充分手は動く。

なのに全介助?

もったいないな~

これだけ動くんだから。

おにぎりを作ってみた。

お皿にのったおにぎりを見て、“かわいいな。”とにっこり。

手を出し、口元に運んでいる。

小さなおにぎり2個はYさんのお腹にパクリと消えた。

じゃおかずもと、お皿のお肉もパクリとお腹に。

やった~!

翌朝の申し送り、

“家族から介助をしてほしいと言われています。”

“おにぎりはともかく、おかずを手づかみさせるのはダメだと思います。”

“前のところではスプーンを使っていました。”

う~~~~~

ちょっと意義を申し立てたが、彼女とは平行線だと話を打ち切り、

夜勤明けの真知子はカラオケで思いを発散。

次の夜勤。

今度はスプーンにおかずをのせてみると、やや難ありも口元に持ってゆきお腹にパクリ。

では今度は箸。

なんの問題もなく食べている。

なんで全介助だったの?

彼女にメールを送った。

パーキンソンで固縮しておくのを見ているのは忍びない。

少しでも残っている機能をと考えてしまう。

介護の人間として残存機能を活かす方法を目標として提供すべきでは。

出来ることをやらなければどんどん機能は低下していく。

私はこれからも、

人が楽しく、人らしく生きて事にこだわって仕事をしていきたいと思っています。

彼女の返事は、

「参考にさせてもらいます。」

車椅子のYさん、座布団もなくそのまま座っている。

薄っぺらい車椅子のシートに長時間座ることの辛さ。

椅子に座ってもらった。

椅子に座り、箸を使って自分で食事をするYさんがいる。

さ~て次は夜の失禁。

臥床時、尿意があるとオムツを下ろし、ジャ~。

掛物も着衣も・・・・・。

まあ~ずっとそうしてきた訳だし、気持ちはわかるんだけど・・・

今日の夜勤。

どうしてみよう。

 

 

 

 


喫煙

2019年01月16日 19時44分11秒 | 仕事

タバコって美味しいのかな~

職場では私を除くみんながタバコを吸っている。

入浴介助が終われば、

“すみませんちょっと”

何かが終わると、“ちょっと。”

ふ~~~ん

空いている2階の一部屋を喫煙室として使っている。

窓を開けて吸っているようだが、一階にも煙りが漂っており、出勤時、タバコの匂いが迎えてくれる。

しばらく大人しく黙っていた。

が・・・

今日物申した。

喫煙者を雇用したなら喫煙を認めたこと。

ならばどうぞお吸い下さい。

されど私は喘息持ちで最近症状がひどくなっていること。

利用者の中にも煙でせき込む人がいること。

それを踏まえて今後どう対処するか考えて欲しい。

喫煙を禁止しないのなら、最低限まずは空気清浄機を置いて欲しい。

さてさてどうなることやら。

まじ、

今年は喘息がひどくなっており、体調不良なり。

喫煙する方、

あなたが“あ~旨い”と吸う一服が、周囲の人を苦しめているのをわかって欲しい。

「百害あって一利なし」

知っているんだよね。

だけど止められないタバコ。

お願い、

その煙りは自分だけに留めて。

それは自己責任ではありませんか。

 

 

 

 

 

 

 


仕事用語

2019年01月07日 21時57分49秒 | 仕事

その日の利用状況をお伝えする「スタッフから家族の方へ」の欄がある。

1人のスタッフが書いていた言葉、

「お一人で洗体していました。」

う~~~なんじゃこれは。

入浴時、利用者さんがお手伝いなしに自分で身体を洗っていたと伝えたかったのだろう。

 

昔病院勤務の時、

トイレに行こうとする患者さんに、「介助しますか?」と声掛けをする看護師がいたのを思い出した。

昔入院した時、

同室の入院患者さんが白内障の手術をし病室に戻って来たとき、「初回歩行は気を付けて下さい。」と注意をする看護師がいた。

共に違和感を覚えた。

「洗体」「介助」「初回歩行」

日常のおしゃべりで使うだろうか。

「患者さんに寄り添って」よく聞かされたが、これって寄り添っているのかな?

誰にでもわかる言葉、

特に医療・介護の世界は、身体や心の痛みを抱えている方とのお付き合い。

その方々の家族も然り。

言葉を大切にしたいと思う。

 

 


資質

2019年01月06日 22時39分01秒 | 仕事

おやつの時間、

1人のスタッフが紙に包まれた煎餅をじじばばに手渡している。

う?

そのまま?

お皿は?

問うてみた。

ひとりのスタッフを指さし、「指示されました。」と答える。

指示したと言うスタッフに問うた。

「前からしていたから。」

指示されたというスタッフにまた問うた。

これっておかしくない?

「前の職場では袋から出してお皿に入れ出していました。」

ここではそれが出来ないの?

「指示されたので。」

は~~~

指示されたから、前からやっていたから→言い訳→責任転換

この図式?

抑えながら怒った。

「真知子さんがキツイと言っていて、今辞められたら困るから優しく言って。」

にゃろう!

馬鹿言ってんじゃないよ!

 

その後、

真知子は優しく優しく接し、

大晦日、そのスタッフとふたりだけのシフト。

すべての業務が終わり、

「お疲れ様でした、ゆっくり年越ししてね。」と手渡した小さなおせちと缶ビール。

離婚し彼女なりに頑張っている。

働き始めて間もない職場。

右っていえば右に従う気持ちはわからない事もないが、

人間商売、

それではダメなんだ。

1年はやってみるとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ディーサービス仕事開始

2019年01月06日 21時30分44秒 | 仕事

8か月ぶりの職場は朽ちていた。

辞めた時に挿しておいた菜の花や梅の造花はそのまま、

窓際には新聞紙や広告紙が無造作に積まれ、

台所は汚れ、部屋には何の飾り付けもない。

当時のスタッフは全員辞め、

こんな中で利用者のじじばばはテレビを見て過ごしている。

 

真知子の悪い癖が全開してしまった。

鍋、フライパン、流しを磨き上げ、

窓際は、家から持参の飾りでクリスマスバージヨン変身、

リビングも玄関も飾り付け、朽ちていた職場が蘇った。

気持ちよく呼吸ができるようになった。

職場は蘇ったが、

全開した真知子は朽ちてしまった。

この日から5日間、熱を出し寝込んでしまったのだった。

なんでも程々。

わかっちゃいるけど止められない。

 


弁当作り終了!

2018年12月01日 20時07分59秒 | 仕事

4月から11月までゴルフ場でバイトをする夫。

朝4時半起床でお弁当作り。

7月になると出勤が早くなり3時半起床。

18時の夕飯後はさっさと片づけを済ませ、早々に寝る準備に入る。

食後テレビを見ながらゆっくり過ごすとか、

本読みに時間を忘れ没頭するとか、

ない、ない、ない。

夕食後には「明日のお弁当のおかず何しよう?」毎日そればかり。

献立が決まらないとおちおち寝ていられない。

横になっても、「う~~~何しよう」

 

待ちにまった12月がとうとうやってきた。

もう献立に頭を悩ませなくてもいいんだ。

もう夕食後にさっさと寝る準備をしなくていいんだ。

もう自然に目が覚めるまで寝てていいんだ。

極楽じゃ~~~~!!

 

3月に辞めた前事業所が新体制で12月からスタートする。

立て直しに微力ながら手伝う事となり今度は旦那とバトンタッチ。

 

2018年後半はタップリ遊ばせてもらった。

今度は少しばかり仕事に専念したいと思う。

勉強もせぬと。

旦那様、協力よろしく。

 

 

 


梅見酒

2016年05月12日 21時12分47秒 | 仕事

夜勤明け、眠たいのに観たいテレビ録画があってとうとう夜になっちゃった。

職場まで1時間、不眠での運転は危ないからと夫の送迎付き。

迎えの車では 毎回350mlのスーパードライと柿の種を手渡され、助手席でブシュ!

旨い!

夜勤明けのビールは最高だね。

まあ、夜勤明けといっても入居者9名の介護施設(グループホーム)だから、横浜に居た頃の病院勤めとは全く違うけど、それでも60を過ぎると睡眠のとれない一人夜勤はけっこう身体にくるよ。

夜勤明けというのは頭が妙に冴えて覚醒しているものだから、眠たいけど眠れない。

ついつい酒が進む。

それでもぼちぼち家事をしながら気が付いたら旦那は布団の中。

まだストーブの付く台所で、だいぶ瞼が重くなりながら書いている。

だったら寝ればいいいのにね。

明日は梅観に行く予定。

北海道はさくらと梅が同時に花開くけど、桜はそろそろ散りどき。

明日は今日の寒さから一転して暖かな一日になるという。

昔は花見といえば梅見だったとか。

先人の粋さを感じつつ花の香を愛でながらの梅見酒はいかに。

 

「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」

まさに北海道は若葉が萌えはじめ、眩しいほどの青葉が目に染(し)める。

ちょっと野良仕事の手を休め、春の香りを楽しんで来よう。


 

 

 

 


どう生きようと

2015年12月06日 21時14分03秒 | 仕事

誤嚥肺炎で入院していた入居者のと~さんが亡くなった。76歳。

2年前の夜勤、ブログにこんな事を書いていた。

ソファーで横になっていたと~さんが目を覚まし、いきなり両手を捕まれた。

“勝手に人のうちに入いりこんでこの泥棒が!”  

どうやら私はと~さんの家に不法侵入した曲者のようだ。

蹴りが入り、足払いが入る。バシッと平手打ちが入る。ふいをつかれた。不覚。

掛けていたタオルケットをぐるぐる私に巻きつけ、端と端で結んでいる。

“と~さん、苦しいよ、これじゃ蓑虫だよ、取って!

“だめだ! 取ったら逃げるだろう!”

“と~さん、トイレに行きたい。”

“だめだ!”  “絶対逃げないから行かせて、出ちゃうよ~”

“絶対逃げないな!”と言いながらもと~さんは手は離さずトイレまで。

 “と~さん、ここは大丈夫、逃げ場はないから”

 やっと手が離れ、トイレを済ましドアを開けると、と~さんが待っていた。

すぐに両手を捕まれ、連行。

“お~い、お~い、誰かいないか~!ちょっと来てくれ~!”  “もうどいつもこいつも、今度ヤキを入れてやる!”

歩き回っての連行は疲れるので、と~さんに負けずと布団に連行し、横になってもらう。

今度は背中に蹴りが入る。

“と~さん、女に手をあげるなんてとんでもないよ!”

“何言ってる! この泥棒が!” と言いつつも疲れ始めたと~さん、うとうと・・・・

やっと開放、書き物でもと立ち上がった時、外で車のドアが開く音が。

“誰だ!!”

起き上がろうとするがなかなかスムーズにはいかない。

“おい! おい!“また捕まれた。今度は胸ぐらだ。シャツが切れそうなほどにグイグイ引っ張る。 

“切れちゃうよ。”  “うるさい!”

“ソファーに座らせて”  “何ばか言ってる! ここに座ってれ!”

“ここ床じゃん、痛いよ。”   “ここで上等だ!”

またうとうと始めたと~さん。でも両手はしっかり捕まれたまま。

夜が明ける頃、不法侵入者だった私は、今度はと~さんの奥様になっている。

 “ここで寝てろ。起きんじゃないぞ!”と言いながら毛布を掛けてくれる。

と~さんはバスタオルをブンブン振り回し悪者を退治。

振りまわしていると~さんの足元がふら付いている。危なくて立ち上がると、“なんでお前はわかんないだ!”と平手が飛んできた。

頭が少々ふらついてきた。

きっとと~さんも、このエネルギーは相当疲れるよね。

またうつらうつら。

目を覚ましたと~さんは私の手をスっと離し、優しい笑顔を見せる。長い捕り物帖が終わった・・・・・

捕り物帖の最中、“せつないよ。”と一瞬顔を伏せたと~さん。

帰り際、 “気をつけて帰れよ。

いつも大変な夜勤だったけど・・・とっても優しいと~さんだった。

母は最後、私を“おかあさん”と呼んでいた。義母も認知症でホームへ。

しっかり生きようっと。

冥福を・・・・