横浜から北海道の山村に移り住んだ、我が家のつぶやき

北海道追分に移り住み5年。今度は追分から恵庭へ。毎日が新鮮で愉しい事だらけ。そんな生活を気まぐれにおしゃべりしています。

雪降らず・・・

2014年01月21日 02時07分40秒 | 季節

只今2時、氷点下19℃。

石炭ストーブの上は、いつものように白い湯気が上がり、

パソコンをする私の横で、さくらが気持ちよさそうに伸び伸びと寝ている。

最近、めっきり雪が降らなくなった。

テレビでは帯広の小麦農家の方が、雪のない広大な小麦畑を前に、深刻な思いを話されている。

雪に覆われ小麦は保温される。

その雪がなければ畑は凍り小麦の根が枯れてしまう恐れがある。

豪雪で家屋が押しつぶされたり、屋根の雪おろしで亡くなる方がいる一方、

雪がなく困る人もいる。

ここ恵庭も連日15度近い氷点下の寒さ。

雪が降ればあったかいのになあ~って思ってしまう。

明日も降雪予報はない。

来月5日から始まる「札幌雪まつり」のごとく、大きな雪像(雪だるまだけど・・)を作成しようと、ちょっと張り切ったのだけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


ノロ事件に思う

2014年01月20日 14時40分16秒 | 仕事

給食センターの臨時要員として勤務していた頃、

朝出勤すると、まず、今日の体調、傷の有無等をチェックするノートに自己申告をして、

更衣室(休憩室兼食事室)で帽子、上下白衣に更衣。

家で猫や犬を飼っている職員は粘着テープで白衣をコロコロ。

時間になったら、給食室入り口でスリッパから靴に履き替え、消毒液に靴底を漬け入室。

栄養士とスタッフの打ち合わせ後、ブラシ使用の石鹸洗浄→ペーパータオルで拭取り→アルコール噴霧後、各自、ポジションに移動し業務開始。

各ポジションではまず調理台をアルコール噴霧してから作業開始となる。

洗浄区域と調理区域は床に赤線で区切られ、洗浄区域から出るときはエプロンを変え、

肉や魚の生鮮類を扱う時も専用のエプロンを使用。

キャベツ、白菜、ネギ等の葉物野菜は3シンク使用での洗浄3回。

臨時要員の私は洗い場と下ごしらえ専門。

食材の洗浄後は調理器具の洗浄となり、これも3回。

今、問題となっているトイレ使用は、

調理室出入り口で各自のスリッパに履き替え、トイレ手洗い場所で上下の白衣、帽子を脱ぎ、トイレに入る。(事になっていた・・・・)

古い給食センターで、今問題となっている会社の施設とは比較にならないほどの体制だったような気がする。

調理器具を洗浄後、薬剤を噴霧するのだが、

長く勤務するスタッフに、

“この消毒薬の名前は? 種類は?”  “知らない。”

容器が空になり補充する際、“希釈は何パーセントで?”  “適当。前に入っていた色位で。”

う~~~~

洗浄後、保管場所を覚えるのに一苦労。

おたまはあそこ、ボールはあっち、包丁はむこう。

業務がスムーズに運ばない。

マニュアルもない。

責任者の栄養士に、

“保管場所がひとめでわかるような表示をしてもらえませんか?ついでにマニュアルも。”

数日後、図入りの表示が各保管場所に張られるようになった。

わかりやすい。

やればすぐ出来るんじゃん。

マニュアルは?

それからしばらくして、出来上がった。

て言うか、

監査で言われたようだ。

古い施設、長く働いているスタッフの慣れ、清潔不潔の認識の甘さ、過剰な消毒等々、

もちろんどのスタッフも、揚げ物、蒸し物、炒め物、煮物、米飯等、各パートを、湯気がもうもうとたつ調理場で汗をかきかき一生懸命業務をしている。

出来上がれば、保育園、幼稚園、小学校、中学校の人数を間違えないようにトレーに区分けし、

午後からは戻ってきた容器の洗浄、整理に狭い調理室をかけずり回る。

そして残食のあまりの多さにガックリ。驚き。

量が多い? メニューが好みじゃない?

お米もタップリ残っている。

おかずもタップリ残っている。

“もったいない。もったいない。”とそれらを残飯バケツに入れる。

なんかやるせない気分だった。

最後床の水切りをし、白衣を洗濯機に入れ、ボイラー室に干し、業務終了。

責任者の役割は重大だ。

どんな立派な施設でも、どんな立派なマニュアルがあっても、そこで働く職員すべてが食品作業に関わる重大さを認識し、清潔操作の意識づけをしていかなければならない。

させなければならない。

学校給食に興味があり、1年ばかりだが働かせてもらえたことに感謝。

横浜では給食は小学校まで。

学校給食を何十年ぶりに食し、脱脂粉乳時代の遠い昔を思い出させてもらった。

沢山の玉ねぎに泣かされ、沢山のじゃが芋切りに燃え、人と出会いがあった。

このセンターは今年から新しいセンターに生まれ変わった。

どんなになっているんだろう。

色々な職種を体験してきたが、

この給食要員はだいぶ気に入っていた。

どうぞ、ノロ被害がこれ以上拡散しないことを願うばかりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


生きるということ

2014年01月20日 14時38分27秒 | 仕事

20日ぶりの夜勤。

いつも送ってもらうおとうさんの都合が悪い。公共交通で行く事に。

自宅から恵庭まで送ってもらい(10分)、恵庭からJRで千歳まで10分。一日3本運行のバスで千歳から厚真まで1時間。職場まで徒歩6分。

所要時間約1時間半、料金1310円。

バスから降りると、鼻がツ~ンっと痛い。

寒い!!

そいう言えば去年の12月、全国放送の民放テレビから「全国で今日が一番寒い町、厚真町!」という事でテレビでお馴染みの方が取材に来ていたなあ~

職場のポカポカは最高!

20日ぶりの勤務で変わったことは、前回の夜勤では大腿頸部骨折で入院していたHさんが帰って来ていた事。

本来なら、まだリハビリ最中なのだが、病院ではそれどころではなかった様子。

息子さんは、ほとほと参ってしまったようだ。

と言うことで、

歩くのは出来なくなり、杖から車椅子になったHさんだが、見事なまでに自由自在に車椅子を自躁している。

すごい!

夜勤帯になり、Hさんは・・・・

ガシャン~!とドアーを開け、リビング室にやってきた。

“おなか空いた。なんか頂戴。”

手にするものが杖から車椅子になっただけで、Hさんは何にも変わってなかった。

なんか嬉しかった。

ひとりで笑ちゃった。

今までとおりのHさんがそこにいた。

頻回なトイレ通いも変わらない。

車椅子からのベット移動も、ベットからの車椅子移動にも、何の手助けも必要としない。

ブレーキもちゃんとかけている。

Hさんは自由が好きなんだ。

病院での生活は窮屈だけのもんだったんだね。

義父もおんなじ。

入院2日目で医者から呼び出しあり、“もう責任は持てません。”

点滴持参で、その日に連れて帰った。

“地元の病院だったらいいよ。”との言葉に半信半疑ながら入院するが、

5日目だったかな~

医者から電話、“もう責任は持てません。”

その日、我が自宅にば~ちゃん共々帰宅。

それもつかのま、ば~ちゃんと一緒に、じ~ちゃんが開拓時代に建てたブロック作りの古い家に戻っていった。

じ~ちゃんのベット横に常に寄り添うば~ちゃん。

そこには幸せそうな顔で、穏やかなふたりの時間が流れていた。

Hさんは自宅には戻れない。

ここ「えがおの家」がHさんの終の棲家なんだ。

“あったかい牛乳頂戴。”

“なんでもいいから頂戴。”

生きる強さ。

Hさんから教えてもらう。

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 


氷点下

2014年01月20日 00時54分02秒 | 生活

氷点下15度を超え、晴れ渡った朝、外で迎えてくれるのは、

ダイヤモンドダスト

お日様の陽射しを浴び、きらきらと舞い踊る。

この言葉を初めて知ったのは、学生時代に読んだ渡辺淳一郎の小説。

だけど実感はなかった。

北海道に来て、“ほら、これがダイヤモンドダストだよ。”って本物を見た時、

わっ!きれい! すごい!

単純だけど、そんな感覚だった。

氷点下の世界は可笑しくもあり、美しくもあり、

愉快なり。

只今1時。氷点下15℃。

 

 

 

 

 


水道管凍結

2014年01月20日 00時03分57秒 | 生活

氷点下10℃以下が当たり前になってきた昨今、寝る前の水落としは必須なのだが、

忘れてしまった・・・・

朝、蛇口をひねると・・・・

出ない。

やっちゃった・・・・

でも、追分ではいつもだったから、ドライヤーで水道管を暖め、なんとかなっていた。

おとうさんがやっている間は、ストーブのお湯を地道に使い、お湯が無くなったら、外から雪を持ってきてストーブで溶かせばちょっとは使えるし、

なんて気楽に考えていた。

“おかさん、今度はそうはいかないかもよ。”

なんで?・・・そうだった。

鉄錆が出ていた水道管を、塩ビに交換してたんだ。

あらま!

と言いながらも、内心

(おとうさんの事だからその内に出てくるに決まってる。)

なのに・・・

なかなか“出たよ!”って聞こえてこない。

えっ、まさか、もしかして・・・・

台所に行くと、おとうさんの姿が見えない。

おそるおそる蛇口をひねると・・

出てる。

早く言ってよね~

ちょっとだけ心配した朝だった。

 

 


氷点下の世界

2014年01月09日 22時42分46秒 | 季節

只今氷点下15℃。

窓の側に寄ると、ヒヤ!

冷え冷えだ。

今この気温なら、未明は20度を越えそう。

“これからもっと気温が下がるでしょう。凍結しないよう、寝る前には水を落してお休みください”とテレビから流れるアナウンサーの声。

今季初めての水落とし。

初めて北海道で暮らした札幌の家は現代の家だから、「凍る」なんて考えもしなかった。

追分ではボットントイレが東京スカイツリーのごとくに変貌し、

ヤバイ!と外に穴を掘り、左右に板っ切れ二枚を置いただけの「野外簡易トイレ」を作り、壮大な雪景色を眺めながら・・・  寒!

面白かったなあ~

追分はすべてが初めての経験ばかりだった。

最近の最低気温、氷点下25度。

 

朝起きたら・・・ 朝陽に照らされ、凍って何も見えない透明ガラス。

結晶が見える。

 

 外に出たさくら、 “足が冷たいよ~”

秋、真っ赤に色ずいていたもみじは・・・

 

明日はどんな風景が待っているかな。

今日の「よかった」三つ。

①部屋の模様替えで散らかっていたあれやこれやがきれいに片付き、いい気分。

②さつま芋とさつま揚げを甘辛く煮てお昼に出したら、“これ美味しいね。”とおとうさんの言葉。

 褒められるっていい気分。

③ストーブに乗せているやかんが白い湯気を出し、しゅんしゅん音をたてている。

 見てるだけでいい気分。

何でもない日常の中にも、「よかった」「いい気分」ってあるよね。

  

 

 

 

 

 


よかった探し

2014年01月09日 00時18分46秒 | まちこつぶやき

大晦日の夜、娘と、夫が仕事の者どうし携帯でおしゃべり。

その中で、

“おかあさん、お店に来るお客さんで、毎日、楽しかったことを三つノートに書くようにしているんだって。書けばボケ防止にもなるし、明日からやってみない?!”

ネイルをやっている娘のお客さんの話を聞かせてくれた。

「愛少女 ポリアンナ物語」

久しぶりで思い出した。

牧師の父親が残した、「ポリアンナ。お前は色々なことから、本当に上手によかったを探し出して、私をホッとさせてくれた。これから先も、それを決して忘れてはいけないよ。お前と私の二人きりの生活にはない色々なことの中で、きっと本当によかったと思うことがたくさんあるはずだ。よかったを探すんだ、ポリアンナ。そのよかった探しが、きっとお前を幸せにしてくれる。」

この言葉通り、

両親を亡くした悲しみを乗り越え、どんな事が起きてもその中から良かったと思える事を探し出す「よかった探し」で、周りの人を幸せにしていく、明るく前向きに生きる9歳の少女ポリアンヌ。

この物語が大好きだった。

追分では、当初屋根裏住まい。トイレはない、電気もない、水周りもない、ないないづくし。

でも、

夜、外で用足しをしながら空を見あがると、満天の星。

“よかった~”

電池のラジオで音楽を聴き、ニュースを聞き、暗くなったら横になり、お日様の目覚めとともに起きる。

時代錯誤のような生活が妙に楽しく、毎日が「よかった探し」だった。

メロン作りを止め、リサイクルショップを開店し、ただただ忙しい毎日の中、いつのまにか「よかった探し」がなくなった。

ポリアンヌは言う。

「私は一人で本を読んだり、外で遊んだり、人とお話ししたり、町や森や野原や色んなところを見て歩くのが大好きなの。それが出来なくちゃただ息をしているだけで、生きていることにはならないと思うわ。」

普段の生活の中でも「よかった探し」はできるだろうが、ポリアンヌにとってはそれは死活問題だった。

「生きるための時間」が必要だった。

今日の三つ。

①取り出しにくかった台所の本を、食器棚を整理し中に収納。

   読む気まんまん!

②少しの洗濯物を洗濯板で洗って石炭ストーブのガードに干したらどんどん乾く。

  湿度アップ! 水道節約!(我が家の水道料金、2ヵ月で2500円)

③診察に行き、前回カルテとパソコンばかり見てちょっと気に入らないな~って思っていた女医さんが、けっこうしゃれた冗談を言い笑顔がみえる。

  いいじゃん! 曇っていた色メガネが晴れた!

三つ、見っけ!

  

 

 


厳寒はこれから

2014年01月08日 22時56分37秒 | 季節

  新年明けましておめでとうございます。

          

な~んて、遅いね。

もう8日も経っちゃた。

こうやって一年が終わっていくんだ。

この8日間の間、大雪あり、氷点下25℃あり、3月のプラス陽気ありと、なんとも忙しいお天気模様。

今は氷点下5℃、あったかい。

我が家の暖房は薪ストーブから石炭ストーブに交代。

新たに購入した鋳物ストーブの心地よさは気分がいいのだけど、薪のストックがちょっと不安に・・・・

石炭ストーブは弱火で燃やしていれば10時間位はそのままでいいから手間要らず。

薪ストーブだとちょっと何かに夢中になっていると薪が燃え尽きて“寒!”

水落としが壊れて使えなかった追分では氷点下の時期になると、水を出しっぱなしにしておくんだ。流れていれば凍らないからね。

水を出したら止める。

長~~い習性はおいそれとは身につかず、

そうすると・・・

出ない・・・・

そこで活躍するのがドライヤー。

しばらく管を暖めてあげると・・・・

出た~!

トタンだけで作られていたお風呂場、入った後、お湯をそのままにしておくとカチンカチンに。

何度か繰り返し、2年目の冬にはなんとか会得。

それでも、“今日はあったかいから大丈夫かな”と止めて出掛け、帰宅が遅くなってしまうと・・

出ない・・・

“もう春までダメかも”と思う時もあった。

地下水だったから水道料金は掛からずよかったものの、そうじゃなかったら大変。

それでもなんとかなっちゃって春を迎えていたけど、

ここ恵庭は古いといえども水落としがついているから、ちょっと安心。

 

さあ~冬を楽しむぞ~