退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#455:月光仮面のおばさんです。

2015-03-05 23:11:21 | アメリカ便り
月光仮面です。
“疾風のように現れて、疾風のように去っていく”
私はまさにそれです。
まだ去っていはいませんが。
昨日時速120キロ7時間、今朝は時速100キロ2時間かけ、またまたミネアポリスの娘のところにやってきました。
月曜日に会った医者には、手術をしないで自力で直すといわれ、火曜日に会った医者には、“手術”といわれたそうで、娘としては手術を勧めた医者のほうが納得できたそうなので、金曜日に手術となりました。
それを聞いた私は、昨日ハブチャンジュンちゃんに後ろ髪を引かれる思いで家を出てきました。
今まで、こんなに長い距離一人で運転したことはないので、心配だったけど、娘のためなえやんやこらでした。
10月、禮ちゃんとよりさんと一緒に阿寒まで行ったけど、無計画というか、常識を持たずに旅に出たため、阿寒に行くのに、旭川方面の高速を取り札幌阿寒を記録的な長さの7時間という時間をかけました。
その時は一人ではなく後期高齢者のよりさん、もうすぐでよりさんの仲間になる禮ちゃんが一緒だったし、おまけに禮ちゃんが隣で、オカリナやシャンソンの録音聞いていたので大変にぎやかでした。
一人で、7時間は退屈でした。
とにかく、今日無事つきました。
着いた早々、洗濯や、“何かまともなご飯を食べたい”という娘のため、スーパーに買い物。
鮭の切り身を買ってきて、塩麹(冬に帰っていた娘に持たせたもの)に1時間ほどつけたものを焼きました。
私は家から持ってきたサントリーの響のオンザロックで一息。
“子供は早目に作ったほうがよかったかな~”なんても思ったりして。
セントルイスの家を出るとき、アイススケート場みたいになっていた家の前で、すってんころり。
ひじの下をいやというほどぶつけ一瞬“この上、私まで骨折なんてことになったらどうしよう”と思いましたが、骨の強さには自身があるので大丈夫でした。
でも打ち身のため、“ぼっこり”と脹れてしまいました。
出るとき、ハブチャンもジュンちゃんも“またか”という顔で悲しそうでした。
またまたキャシーに日中のお相手をたのみました。
本当に“遠くにいる親戚より、近所にいる友達”です。

話はころっと変わって、“あのファーがソン”です。
黒人を撃った警察官に対する“シビルスースーツ”(普通の告訴と何が違うのかよくわかりません)の判決が2日前に出ましたが、これも無罪となりました。
警察官も“今でも、俺は何も悪いことはしていないとはっきりいえる”と言ってました。
それで、この2日ほど黒人の“アクティヴェスト?”という人たちがテレビをにぎわしています。
ファーガソンにすむ住人の67%が黒人 、でもどういうわけかトラフィック違反やら、小さいことで(もちろん多きいことも入れて)警察の尋問を受けるのは90%以上が黒人だ、といつもと同じ主張をしています。
私の仕事仲間でファーガソン、その近郊で育った白人が結構いますが、みんなそこにはもううすんでいません。
黒人が入ってくると、どういうわけか黒人がどんどん増えていくのです。
これは黒人に限ったものではなく、東ヨーロッパ、イスラム系、中国人、韓国人などみんな同じですが。
固まるんですよね。
つまり弱者なのです。
そして一旦力(社会的地位)を得たこの人たちは、こう言った仲間から出て、白人居住地に移ってきますが。
つまり強者(?)となり、残した人たちとはかかわりたくないとなるのです。
ファーガソンは昔、ブルーカラーの白人で占められていました。
今はファーガソンとその近郊は黒人が多くを占めています。
白人はファーガソン等の黒人地域には入らないです。
というのは危ないからです。
“黒人地区は危ない”。
尋問を受ける90%以上が黒人だなんていってますが、どうしてそうなのか黒人は考えたほうがいいと思います。
現実を理解してほしいです。
セントルイスの黒人地区で、ファーガソンの何倍もひどいところがあります。
ファーガソンは間違って入り込むことはありますが、その地区は間違っても絶対入り込みません。
命の保障はありません。
ドライブバイシューティングといって走行中の車から拳銃発射、ドラッグ関係、ギャング同士の争いなど殺人がほぼ毎日起きているからです。
これが多くの黒人が抱えている現実です。
つまり、黒人地区は“危ない”なんです。
現実なんだから。
それを人種差別云々といっている間はだめです。
もう1960年代ではないのだから。


ハブグレジュンタのマミー