退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#461: 我輩はハブである。パート1

2015-03-14 23:33:47 | アメリカ便り
こんな題のブログを書くということは、私が娘のところで非常に暇に時を送っているという事です。
セントルイスに帰るまで残り5日間ほど、子供孝行を目いっぱいしていきたいと思います。
なんてね。
いつも子供孝行をしているんだけど。
この辺で、親孝行も初めてほしいと思いますが。
親にとって親孝行とは子供が病気をせず、警察沙汰も起こさないと言うことでしょうか。

では、今日は私がハブチャンとなった気分で書きたいと思います。

僕の本名はハブズ。
“キャルビン アンド ハッブス”というアメリカ漫画の、主人公キャルビンのお友達のタイガーの名前から取ったものだそうです。
でもハッブスなんて呼ばれたことはなく、ハブまたはハビーと呼ばれています。
大好きな人はやっぱりマミー(私のこと)。
マミーは本当によく僕達の面倒を見てくれます。
特におととしの4月に重度の心臓病がわかってから、毎日2回7種類もの薬を僕の好きなピーナッツバターやら、缶入りドッグフードに混ぜて飲ませてくれます。
でもやっぱり薬はまずいので、僕も飲もうと努力しなければなりません。
特にひとつ、非常に大きいのがあります。
これはアーモンドの粒ぐらいの大きさ。
味はもちろんまずいし、その上僕はそれを毎回一個半飲まなくてはいけません。
マミーも僕もこの薬のために非常に苦労しています。
マミー曰く、この薬だけでも、一日4ドルかかるから絶対に無駄にしてはだめといいます。
僕もがんばっていますが、、、、
他のは、普通サイズなので、大丈夫なんですが。
でも時々、上手に薬だけ吐き出して、ピーナッツバターやら缶フードだけ食べるなんて器用なこともやってます。
でもこの薬のおかげで、僕は今のところ、マミーと一緒にいることができているんです。
最近は缶フードも効かなくなったので、チーズを入れてくれます。
その次は、きっとひき肉そして、ステーキになるだろうな~なんて考えています。
何でも僕の前の前にいたスピリットは、病気(癌だったそうです)がひどくなり、缶フードも食べなくなったとき、ステーキを食べさせてもらったそうです。
これはマミーがキャシーと話をしていたときに聞いたことですが。
ステーキになるのはうれしいけど、でもそうなるって言うことは僕の死が迫っているということだということなので、普通のドッグフードとチキンやら卵の混ぜものでがんばろうと思います。

でも僕は本当にマミーのところで飼われて幸せです。
最初の5年はマミーも仕事をしていたので、僕は性格がきつく気位の高い4歳上の姉さんグレーシーとで、一日の大部分を過ごしました。
5時にマミーが帰ってくるのが本当に待ち遠しかったです。
マミーは時間のあるときは、僕たちを車に乗せ、近くの公園に連れて行ってくれました。
(お父さんは、車が汚くなるといって絶対僕たちを自分の乗せてはくれませんでした。)
一緒に歩いていると、通りかかる人達がみんな“かわいい”といって僕たちをほめてくれました。
日本人は、自分の身内がほめられても謙遜すると聞いていたけど、マミーは、“本当にかわいいでしょ”とみんなに僕たちを自慢していました。
やはり、マミーは普通の日本人とは違うな。
時々、話好きのマミーは知らない人とでも話し込むため、僕たちは引き綱をつけられたまま、マミーの周りをうろちょろしなければならなくなります。
なんとなく引き綱を引っ張って井戸端会議を壊そうとするのですが、なかなかうまくいきません。

ちょっともう長くなったので、この続きはまた明日。
なんせ、時間はまだたっぷりとある。

ハブグレジュンタのマミー