頭から食べられた。(T_T)
ではなくて(^_^;)、三津五郎さんと平幹二郎さんが火花を散らす「獅子を飼う」を
サンシャイン劇場で見てまいりました。
◆サンシャイン劇場
JR池袋駅から徒歩15分というのは 嘘じゃないかも。
結構、遠いみちのりです。
サンシャインについてからが結構あります。
劇場は入り口が4階、そこから1階席後方と2階席は階段をのぼる必要があります。
今回は2階席でしたが、結構、のぼりました。
(途中踊り場があるんで2階分+アルファの段数をのぼります。)
エスカレーターとかエレベーターは ありません。
足の悪い人には 酷だと もらしていた方がいましたが、まさにそのとおり。
それから、場内は飲食禁止です。
でも、場外のベンチなどは あまり数がありません。(2階について言えば)
自販機事情もあまりよくないようです。
ちなみに開幕19:00。休憩は1回15分で終演は22:00です。
結構、ハード(^_^;)
2階席は 階段の段差にかなり高さがあり、急勾配です。
おまけに2階席の柵が低めなので、降りる時は結構、怖いです。
客席には結構男性の方の姿が目立ちました。
それからテレビ録画が入ってました。
2/25(土)山川静夫さんの招待席です。
踊る三津五郎さん見たい方、おすすめです♪
◆役者さん
私、どっちが秀吉で、どっちが利休か、はっきり覚えてなかったんで
劇場に貼ってあったポスターを眺めたんですが、どっちがどっちでもいけそうに
見えたんで、観てのお楽しみにしてましたが、答えは
三津五郎さんが秀吉。
平幹二郎さんが利休。
でした。
どっちかってぇと、逆の方かと思ってたんで ちょっと「へぇ」と。
この主役のお二人はもう、文句なし。
三津五郎さんは どうにも憎めない人物であり、どうにも孤独だった秀吉という人を好演。
他にも異人服?で踊ってくれたし♪♪ 扇で三成をペシっとやるところも絶妙の間でナイスでした♪
昨日はくしくもお誕生日だったそうで、最後のご挨拶のところで、
「大和屋っ お誕生日おめでとう!!」と声をかけたくなったりして(^_^;)
そういえば、掛け声ってかかってませんでしたね。
平さんは 利休の秀吉への恋とも羨望ともいえるような、
妖しくも微妙な気持ちが感じられて同じく好演。
直接対決の所は空気がビンとして見ごたえがありました。
あと、私、秀吉の弟という存在を知らなかったのですが、
今回出てきた秀長という人物に、惚れてしまいました。
私、こういう影で支えるタイプを演じる人に弱いんです。(^_^;)
この秀長を演じたのが高橋長英さん。これが、また上手い方だったのも大きかった。
この方を観れたのは今回収穫。
それから、異人のペドロ役の立川三貴もいい味だしててよかったです。
筋書きみなかったら、ハーフの方かと思うほどでした。
あと、ねねの平淑恵さんも さすがでした。ねねってほんとにああいう感じの人だったのかな
と思いました。
あと、女性陣では 利休の妾?の於絹に元宝塚の娘役トップで大鳥れいさんというきれいなお姉さんがおりまし
た。
他に、三津五郎さん門下で 八大さんと大和さんが出てました。
◆演出
光と布の使い方がうまいな~と感じました。
あと、場面転換も面白かった。
それから舞台面がアクリル板をはったような感じで、上に立ってる役者さんが映りこむのも
上から見てると面白い演出でした。
舞台のほぼ真ん中に鎮座する石がどの場面でも違和感なく溶け込んでいるのも面白かったし。
ただ、利休の像ってのは、なんかミイラみたいでちょっと・・・<(ーー;)
あと、音楽がナマ演奏でした。舞台の両脇で。
これは、結構うれしかった♪ なんか贅沢な気分を味わいました♪
音調も面白かったし。
しかし、あれ、タイミング合わせるの難しいでしょうねぇ。
ただ、同じ音でも、於絹の歌う歌は・・・うーん、私の感覚的にはこの芝居にマッチしませんで<(ーー;)
お姉さんの声はとってもきれいだったんですけど。
個人的には ああいう硬質の澄んだ声の歌より、謡いのような低音の響く歌や、
常磐津みたいな邦楽の艶気というかあだっぽい感じのある歌のほうがよかったかなという感じです。
あと、今回1番気にいったのは、衣装です。
シンプルながら、デザインといい、配色といい素敵なのが多かったです!
まぁ、秀吉のは派手でしたが(^_^;)
特にマントがすばらしかった!!
特に秀長! かっこよかった~♪
ちなみに衣装は緒方規矩子さんです。
◆お話
秀吉が帝と茶会をやったころから 利休を殺すことを決意するまでの間の時代が舞台です。
正直、歴史に弱いというか、何度大河ドラマでみても、このへんの出来事の順序なんかが
頭に入ってこない私ですが、そういう意味では、時代の流れが色々わかりやすかったです。
でも、利休と秀吉の薄氷を踏むような微妙なとでもいいましょうか、
そういう二人の間にある関係は、やはり生身の人間の感情のことだけに、理解するのが難しい。
それを うまく紐解いて、ひとつの解釈をみせてくれようとしているのがこのお話だと思うんですが、
ほんとにそうだったかは別にして、秀吉と利休の関係についてあまり予備知識のない私には結構、説得力はあり
ました。
ただ、やっぱりちょっと難しかったです。
でも、今回のお芝居で私の中にひとつ新しい秀吉像が加わったかなと思います。
今、大河ドラマで秀吉が出てますが、(三津五郎さんも出てますが(^_^;)
三津五郎さんに秀吉やらせても面白かっただろうな と思いました。
それから、最初にも書きましたが、秀吉と利休、キャストを入れ替えてやったら
これもまた、面白いと思います。もし、あったら、ぜひ観てみたいです。
獅子は 秀吉。獅子を留める檻は茶の道。
はたして獅子は最後まで檻に留まっていたんでしょうか?
ではなくて(^_^;)、三津五郎さんと平幹二郎さんが火花を散らす「獅子を飼う」を
サンシャイン劇場で見てまいりました。
◆サンシャイン劇場
JR池袋駅から徒歩15分というのは 嘘じゃないかも。
結構、遠いみちのりです。
サンシャインについてからが結構あります。
劇場は入り口が4階、そこから1階席後方と2階席は階段をのぼる必要があります。
今回は2階席でしたが、結構、のぼりました。
(途中踊り場があるんで2階分+アルファの段数をのぼります。)
エスカレーターとかエレベーターは ありません。
足の悪い人には 酷だと もらしていた方がいましたが、まさにそのとおり。
それから、場内は飲食禁止です。
でも、場外のベンチなどは あまり数がありません。(2階について言えば)
自販機事情もあまりよくないようです。
ちなみに開幕19:00。休憩は1回15分で終演は22:00です。
結構、ハード(^_^;)
2階席は 階段の段差にかなり高さがあり、急勾配です。
おまけに2階席の柵が低めなので、降りる時は結構、怖いです。
客席には結構男性の方の姿が目立ちました。
それからテレビ録画が入ってました。
2/25(土)山川静夫さんの招待席です。
踊る三津五郎さん見たい方、おすすめです♪
◆役者さん
私、どっちが秀吉で、どっちが利休か、はっきり覚えてなかったんで
劇場に貼ってあったポスターを眺めたんですが、どっちがどっちでもいけそうに
見えたんで、観てのお楽しみにしてましたが、答えは
三津五郎さんが秀吉。
平幹二郎さんが利休。
でした。
どっちかってぇと、逆の方かと思ってたんで ちょっと「へぇ」と。
この主役のお二人はもう、文句なし。
三津五郎さんは どうにも憎めない人物であり、どうにも孤独だった秀吉という人を好演。
他にも異人服?で踊ってくれたし♪♪ 扇で三成をペシっとやるところも絶妙の間でナイスでした♪
昨日はくしくもお誕生日だったそうで、最後のご挨拶のところで、
「大和屋っ お誕生日おめでとう!!」と声をかけたくなったりして(^_^;)
そういえば、掛け声ってかかってませんでしたね。
平さんは 利休の秀吉への恋とも羨望ともいえるような、
妖しくも微妙な気持ちが感じられて同じく好演。
直接対決の所は空気がビンとして見ごたえがありました。
あと、私、秀吉の弟という存在を知らなかったのですが、
今回出てきた秀長という人物に、惚れてしまいました。
私、こういう影で支えるタイプを演じる人に弱いんです。(^_^;)
この秀長を演じたのが高橋長英さん。これが、また上手い方だったのも大きかった。
この方を観れたのは今回収穫。
それから、異人のペドロ役の立川三貴もいい味だしててよかったです。
筋書きみなかったら、ハーフの方かと思うほどでした。
あと、ねねの平淑恵さんも さすがでした。ねねってほんとにああいう感じの人だったのかな
と思いました。
あと、女性陣では 利休の妾?の於絹に元宝塚の娘役トップで大鳥れいさんというきれいなお姉さんがおりまし
た。
他に、三津五郎さん門下で 八大さんと大和さんが出てました。
◆演出
光と布の使い方がうまいな~と感じました。
あと、場面転換も面白かった。
それから舞台面がアクリル板をはったような感じで、上に立ってる役者さんが映りこむのも
上から見てると面白い演出でした。
舞台のほぼ真ん中に鎮座する石がどの場面でも違和感なく溶け込んでいるのも面白かったし。
ただ、利休の像ってのは、なんかミイラみたいでちょっと・・・<(ーー;)
あと、音楽がナマ演奏でした。舞台の両脇で。
これは、結構うれしかった♪ なんか贅沢な気分を味わいました♪
音調も面白かったし。
しかし、あれ、タイミング合わせるの難しいでしょうねぇ。
ただ、同じ音でも、於絹の歌う歌は・・・うーん、私の感覚的にはこの芝居にマッチしませんで<(ーー;)
お姉さんの声はとってもきれいだったんですけど。
個人的には ああいう硬質の澄んだ声の歌より、謡いのような低音の響く歌や、
常磐津みたいな邦楽の艶気というかあだっぽい感じのある歌のほうがよかったかなという感じです。
あと、今回1番気にいったのは、衣装です。
シンプルながら、デザインといい、配色といい素敵なのが多かったです!
まぁ、秀吉のは派手でしたが(^_^;)
特にマントがすばらしかった!!
特に秀長! かっこよかった~♪
ちなみに衣装は緒方規矩子さんです。
◆お話
秀吉が帝と茶会をやったころから 利休を殺すことを決意するまでの間の時代が舞台です。
正直、歴史に弱いというか、何度大河ドラマでみても、このへんの出来事の順序なんかが
頭に入ってこない私ですが、そういう意味では、時代の流れが色々わかりやすかったです。
でも、利休と秀吉の薄氷を踏むような微妙なとでもいいましょうか、
そういう二人の間にある関係は、やはり生身の人間の感情のことだけに、理解するのが難しい。
それを うまく紐解いて、ひとつの解釈をみせてくれようとしているのがこのお話だと思うんですが、
ほんとにそうだったかは別にして、秀吉と利休の関係についてあまり予備知識のない私には結構、説得力はあり
ました。
ただ、やっぱりちょっと難しかったです。
でも、今回のお芝居で私の中にひとつ新しい秀吉像が加わったかなと思います。
今、大河ドラマで秀吉が出てますが、(三津五郎さんも出てますが(^_^;)
三津五郎さんに秀吉やらせても面白かっただろうな と思いました。
それから、最初にも書きましたが、秀吉と利休、キャストを入れ替えてやったら
これもまた、面白いと思います。もし、あったら、ぜひ観てみたいです。
獅子は 秀吉。獅子を留める檻は茶の道。
はたして獅子は最後まで檻に留まっていたんでしょうか?