のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

浅草公会堂にもの申す

2006-01-07 23:28:40 | 観たぞ: 観てきて一言
松の内の浅草へ 歌舞伎を観にいってきました♪

土曜日で天気もよく、まだ松の内というのも手伝って
仲見世は人の波。境内には 食欲をくすぐる屋台なんかもたくさんでした。

浅草歌舞伎をみるのは今回で3回目。
浅草公会堂は仲見世を横道に入ってすぐ。
寒風にのぼりのはためく開場前は 役者さんの手形がたくさんあります。

残念ながら 舞台写真はまだでした。10日前後から発売 と張り紙してありましたので、この連休中には出るかもしれません。
他にも ロビーなんかに食べ物から 役者さんのブロマイド、グッズなど
色んなお店が並んでます。

さて、今回、私のお席はもちろん(^_^;)3階。
とはいえ、この公会堂。3階席は なんと5階が入り口。<(-_-;)
エレベーターは1基だけ。それもさほど大きくないので、
若さ溢れる?私は階段を しこしこ上ります。

写真取り損ねましたが、その踊り場からみえる
道をはさんだ向かいの店の屋根には、(おそらく)ネズミ小僧が
いたりします。(暗くなってからはライトアップされてました(^_^;)

3階席はわりと高さはありますが、2列目より後ろなら、上手よりの席なら
花道もなんとか視界に入ります。
が、問題は1列目。
今回 1部を2列目で見たんですが、その時、1列目の人がノメラーになってて、
よっぽど背中つつこうかと思ったんですが
その理由は 2部に1列目で見てわかりました。

深く腰掛けると舞台の上半分しか見えないんです。
本舞台に立ってる役者さんの首から上ぐらいしか状態。

本舞台に立つ役者さんを足元からみたい、舞台前方にいる役者さんをみたい
と思ったら ノメラーにならざるを得ないんです。
これははっきり言ってひどいと思います。

なのに 幕間にお姉さんがわざわざ「前のめりの観劇は他のお客様の・・・」
と 言いに来るんです。
「そんなこといったって、そうしないと見えないんだよ役者さんが<(-_-;)」
と言いたかったです。

「蜘蛛絲梓弦」の時は、一計を案じ、コートを丸めて おざぶ代わりにして
座高を高くしてみました。
ちょっと座高を高くすれば、大分 舞台はよく見えるようになります。

浅草公会堂さん 客席にお茶とかお菓子出張販売してくれたり、
他にも色々がんばってるのはよくわかるんで、ぜひ、この3階1列目も
博多座みたいにおざぶを置くとか、なんとか舞台が見える工夫を
お願いいたしますm(__)m

それから、もう1点。上演中に、あれはロビーかな?の話し声が よく聞こえます。
忠臣蔵は シーンとする場面も多いので、とても気になります。
最初、客席にうるさい人がいるのかと思いましたが、どうも場外からの音が
もれ聞こえてる感じでした。
こちらもあわせて ぜひ、善処をお願いいたします。m(__)m

ここから先は気がついた浅草公会堂情報です。

・観劇後の人力車の予約 なんてものが あるようです。

・当日券を販売してますが、どうもその当日券らしき席というのが
1階の花外のどぶの舞台際と 花道の真横(どぶじゃない方)に設置されてた
ようです。折りたたみ椅子っぽかったから、長時間観劇にはあまり
お尻にやさしい席ではないかもしれませんが、観劇にはかなりおいしい位置と
みました。当日券も狙い目かも。ただし1等席料金とられるとは思いますが(^_^;)

・トイレは全体に少なめです。5階は男子トイレも女子トイレにして使ってますが、
それでも5階で計6個。他の階はもう少しあるのかな。
でも、休憩時間はどこもかなりの行列でした。
(一応、職員のお姉さんが整列・誘導をしています。)

女性の皆様 寒いおりですし、忠臣蔵5・6段目は かっきり2時間
休憩なしのぶっとおしです。
なので、トイレには余裕を持った方がいいですよ~。

・ロッカーも結構あります。¥100/回です。
仲見世近辺は ついついお買い物したくなるおもしろいお店がたくさんですので、
荷物が多い時、コートがかさばる時は、周りの席の人のためにも(^_^;)
ロッカーを活用した方がいいかもしれません。

・終演は19:00ちょい過ぎです。
この頃になると 仲見世はシャッターが降りちゃうお店が多いです。
お菓子屋さんも売り切れが多くて・・・(T_T)
どの休憩時間も30分とってあるので、そこを有効活用するのも手かも。

以上 浅草リポートでした~

あ、舞台の感想は別記事立てます。


コメント (6)
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2006年かぶき手帖

2006-01-07 01:35:12 | その他
本屋さんで買ってきました♪
国立劇場に行ったとき、プログラム買う時にチェックしたんですが、
その時は見当らず、帰りがけに劇場の外から売り場のガラスケースの上においてあるのを見つけてしまいました。
再入場するのもなんだったので、本屋さんで買うことにしましたが、
今なら俳優協会が送料無料で通信販売もしてるようです。

社団法人 俳優協会 出版物のページ
http://www.actors.or.jp/syupan/syupan1_f.html

なんつったって、カラー写真や役者さんの情報が満載なのがうれしいこの手帖♪

少しだけお写真を紹介すると・・・

今年の澤瀉屋のみなさんは 「ヤマトタケル」か「千本桜」のお写真が多いようです。
ただ、笑三郎さんは おととし12月の歌舞伎座「梅暦」の政次でした。

お写真が2枚ある方で、兼ねる役者さんの場合は、大体 女形と立ち役
1枚づつになってます。
そうでない役者さんも 白塗りと そうでないもの など対照的なお写真が多くて
なかなか 面白いです。
そういう対比の点で鮮やかなのが 海老蔵さん。
「車引」の松王丸と「源氏物語」の光の君です。

去年の松也さんほど ヒット(^_^;)なお写真はありませんが、
それに一番近いのは 橋之助さんの「桜姫」の権助のお写真でしょうか。(^_^;)
かなり末期状態のころとみました。
あ、あと、弥十郎さんのとこに「伊勢音頭」のお鹿ちゃんのお写真があります♪

他にも菊五郎さんが「加賀見山」の岩藤で 
菊之助さんが同じく「加賀見山」のお初
というのも面白いかも。

他にも 色々いいお顔のお写真がたくさん出てますし、
家系図や 主だった劇場の座席表なんかも出てますから、
歌舞伎見る人は1冊 お手元にあると便利ですよ~♪

ちなみにお値段は1300円。
歌舞伎座で舞台写真が1枚500円、筋書きが大体1200円であること
なんかを考えれば、これだけカラー写真満載の本がこのお値段、
ってのは、結構 お買い得!
お勧めですよ~♪
コメント (2)
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