吉例顔見世大歌舞伎 夜の部
※11/17:指摘部分の修正と こっそり修正(^_^;)と ちょこっと補足追記
※11/18:三人吉三の和尚の出のところに補足
仕事の都合で「宮島のだんまり」と「九段目」をあきらめて、
でも「土蜘蛛」「土蜘」の前の休憩時間には余裕で間に合って、
舞台写真を漁れる予定だったんですが・・・結局、「土蜘蛛」「土蜘」の開演にも遅刻(/_;)。
舞台写真も店じまいしてました・・・(T_T)
観劇日:2007/11/15(木) 16:40~21:14 ※18:40ころから観劇
劇場:歌舞伎座
観劇位置:3階正面後方
■タイムテーブル:
1:宮島のだんまり(約25分)
(休憩:15分)
2:仮名手本忠臣蔵(約95分)
(休憩:30分)
3:土蜘(約80分)
(休憩:10分)
4:三人吉三巴白浪(約25分)
※終演:21:14
1:宮島のだんまり
◆配役
※未見なんで感想はパス。
でも・・・今月、團蔵さん、ここだけ~っ(/_;)
土蜘の四天王とかに出てきてくれるかと思ってたんですが・・・
あぁ観たかった・・・_| ̄|○
2:仮名手本忠臣蔵:九段目 山科閑居
◆配役
※未見なんで感想はパス。
3:新古演劇十種の内 土蜘
◆配役
※前半の胡蝶の舞の途中から
◆演目について
松羽目モノです。
昨年のNHKの古典芸能鑑賞教室で、やはり菊五郎さんの「土蜘蛛」「土蜘」がかかったのですが
私、チケット買って観そこねてるんですよね、これ。
で、今日、観て「観に行くべきだったな~」とちょっと後悔しました(^_^;)
◆のたりの眼
今日は、遅刻したのと、それであせっていたのとで、めずらしく、イヤホンガイドもなく
今月のチラシも手元にない状態で観劇でした。
【役者さん】
・菊五郎さん
声がいい! 低く深い、しっとりと響く声だなぁ。
源頼光との対決シーンでは、勧進帳の富樫と弁慶の激突寸前の所を
思い出しちゃったのは、似たようなお囃子のせいか、松羽目のせいか、
それとも、やはりそれだけ、気迫に満ちていたということなのかな~。
対決シーンで 数珠を勢いよく投げ飛ばすところがあるのですが、
一歩間違うと囃し方の笛の人に当たってしまいそうな勢いでした(^_^;)。
もっとも、笛の方は、吹くのに全力を尽くされているようでしたので、
飛んできても気がつかないかもしれませんが(^_^;)
頼光との対決に、いったんは退却する僧:智籌が、花道に向かうときに
袂をチョウチョか鳥の羽のように広げた形で行くのが、なんとなく
かわいらしかった~
蜘蛛になってからの下の衣装が面白かったです。
赤地に金のジグザグ?がはいっているところに、さらに
こげ茶と金の渦巻きが散らしてあります。
着物もこげ茶の地に刺繍が蜘蛛の巣と紅葉・銀杏の葉。
うーん、季節は秋か~。
・富十郎さんと鷹之資君
鷹之資君の長袴をズリズリとひきずって歩く後ろ姿が、とてもかわいらしかった♪
掛け声は お名前でかかってました。「豆天王寺!」とかかかるnのかと思ったんですが・・・
ちょっと言いにくいというか、字余りかな「豆天王寺」って(^_^;)
→鷹之資君には「若天王」とかかるようです。なるほど!
(掛け声に詳しいyukiさんのHP「ご機嫌!歌舞伎ライフ」に出てました。)
富十郎さんは、座っている時間が長いですが、対決シーンになると、
キビキビとした動きで対決が盛り上がります。さすが~。
・左團次さん
その登場に、「うーん、豪華配役~♪」と思いました。
まぁ、これはこの後、何度も思うことになるんですけど(^_^;)
最初の頼光への物語は、座ったままの語りなんですが、動きに迫力が感じられました。
後半の蜘蛛との対決シーンでは、緑地に金の入った袴に、上は黒地に金 と派手な
衣装にザンバラ髪だったんですが、これがまた、かっこいい~♪
あぁやっぱり写真買いに行こ。
・番卒トリオ+巫子榊
これまたご馳走♪ご馳走♪
最初、番卒は仁左さんと梅玉さんだけだったのですが、どうやら、花道から
だれかが登場する気配。
梅玉さんの呼び声に応えた声で、「やった!東蔵さんだ♪」とうれしくなりました。
ところが出てきたら、「京屋!」と掛け声がかかったもんだから、
「あれ?もう1人いるの?? 京屋ってことは・・・芝雀さんか!」
イヤホンもなく、配役もほぼわからない状態で観劇に望む楽しみを味わいました♪
昔に比べたら、役者さんとか屋号とか、大分アタマに入ってきたみたいです♪
(まだまだですが(^_^;)
・石神
なんか出てきた~(^_^;) というのが、見た瞬間の感想。
番卒トリオ+巫子榊がそろったところで、ナニやらお面をかぶった
小さな子が舞台に出てきました。
「・・・千之助くん??」と思ったんですが、お面を取ったところでかかった声で
わかりました。
東蔵さんとこのお孫さんの玉太郎君でした♪
まだ 足がかわいいですね~。
しかし、これが、なかなか声もハキハキとしていて、なかなか上手い。
おじいちゃん仕込でしょうか?将来有望株だな~♪
その東蔵さんは、他の番卒のお2人と同じ動きをすると、とても感じたのですが、
とても動きがなめらか・やわらかなんです。
何が違うんだろう?と思ってアレコレ考えてみたんですが、うーん、手かな~?
東蔵さん、指先の動きがとてもしなやかなんですよね~
この間狂言だけでも「遅刻しても来たかいがあったなぁ♪」と思うような
満足感をもらっちゃいました♪
・四天王
対決モードになって引っ込んだ左團次さんの保昌が、派手だけどかっこいい
衣装とザンバラ髪で花道から再登場する時、私の席からは見えなかったのですが、
声から保昌のほかに四天王がいることに気がつきました。
これが、みなさん、いい声してるんだわ♪
でも、声だけですぐわかったのは、権十郎さんだけ。
あとはみんな 「どっかで聞いた、誰だっけ~<(ーー;)」
だったんですが、本舞台に来て判明。
亀蔵さん(赤っ面)、権十郎さん、亀三郎さん♪ 市蔵さん
でした。どおりで、いい声(^_^;)。
ちなみに、四天王のみなさん、左團次さんの保昌と同じく、ざんばら髪です。
衣装は左團次さんよりシンプルですが(^_^;)
そして、やはり亀三郎さんがず抜けていいお声ですね~。うーん、耳福♪
立ち廻りもかっこよかったし・・・やっぱり舞台写真が欲しい~っ!
そうそう四天王といえば、舞台の最後、決まるところがあるのですが、
そこでみなさん、か~な~り、大きく前後に足を開いています。
・・・バランス崩してコケたり、立ち上がれなくなったりする方は
いないんでしょうかねぇ(^_^;)
・後見さん
音羽屋さんだし、菊市郎さんいないかな~と思いましたが、
後半、出て来た後見さんは菊十郎さんと音吉さん。
やはり親父様だし、ベテランの後見さんなのかな~。
でも、ほんと、投げた糸の回収とフォローに、無駄なくすばやく
駆け回るお姿は、ベテランのワザのなせるものなんだろうなぁと思いました。
【その他】
・糸はウケがいい
近くの席で外人さんがたくさん観劇されてたんですが、やはり「糸」が飛ぶと
外人さん沸きますね~
他の部分も、一生懸命観ている方もいたと思いますが、ちょっと
飽きてきた方もいたようで(^_^;)
まぁ観てるだけでも華やかで面白いと思いますが、
これは、話はすんなり理解するのは難しいかもなぁ(^_^;)
(実は私もあんまり理解してません(^_^;)
・捕り手さんのストライプ
下の衣装がエンジのストライプなんですが、これが、足を開いても、
閉じてても、ちゃんと横の線がつながって見えます。
これって、やっぱり、ちゃんと考えてつくられているのかな~
・蜘蛛のもってる棒
なんか布かなにかを巻きつけてあるのでしょうか?
のっぺりした棒だと思ったら、細かい模様が見えました。
・華やか
出てる人が豪華なせいもありますし、蜘蛛の糸飛ばすなんていう
パフォーマンスがあるのもひとつあると思うのですが、やはり華やか。
こいうのは、見てて気持ちがいいですねぇ♪
■花道度:高
途中からでしたから、菊之助さんの出はどうだったのかわかりませんが、
引っ込みは花道ではありませんでした。
菊五郎さんは、出入りはスッポンからかな?出てきた時、あんまり揚幕の鈴の音が
聞こえなかったですし、基本、モノノケですし。
ほんと、いつ出てきたのかわからず、七三にいる菊五郎さん見つけたとき
「おぉ、いつの間に!」と思いましたから。
↑前ジテの僧の時は揚幕からだったそうです。
鈴の音を鳴らさずに出てくるのが決まりなんだそうです。
(コメントで教えていただきました!ありがとうございます!)
モノノケだけど人の姿してるからスッポンじゃないのかな?
左團次さんのかっこいい引っ込みと 四天王と捕り手を引き連れての出は
間近でみたいみたいなぁ。
立ち廻りの最中も七三あたりまでくるところがあります。
4:三人吉三巴白浪:大川端庚申塚の場
◆配役
◆のたりの目
なぜ、今、この時期に、『節分の』大川端なんでしょう・・・(^_^;)
しかし・・・うーん、それぞれの役者さんは、苦手な役者さんでは
ないんですが、どうも3人のなんともいえない不協和音が。
なんでだろう? 難しいもんだなぁ。
組み合わせの問題なのかなぁ。
年齢的には、わりと釣り合い取れているのかなーと思うんですが。
そうですねぇ、例えば・・・
A:お嬢とお坊の配役をチェンジ
→染五郎さんの女形も 孝太郎さんの立ち役も、結構いけるから、
意外といけるかも。
B:坊主和尚とお坊の配役をチェンジ。
→・・・うーん、どうだろう・・・(ーー;)
C:お嬢と坊主和尚・・・は、ありえんか(^_^;)
うーん、それぞれが不協和音でなさそうなメンツというと・・・
松緑さんが坊主和尚なら海老蔵さんと菊之助さんが相性はベストだろうし、
組み合わせとしては、染五郎さんの坊主和尚に中村屋兄弟のお坊とお嬢もありかと。
孝太郎さんのお嬢なら愛之助さんと薪車さんとか。亀鶴さんもありだな~。
とか、なんか色々考えてみてしまいました(^_^;)
染五郎さんはちょっと、声がきてたかな~。
あ、お坊が、駕籠を出るとき、なんか駕籠が「ミシっ」と音たてたぞ・・・(^_^;)
あれ?坊主和尚吉三って、花道からだったっけ?
なんか奥の門の中から出てくるイメージがあったんだけど・・・気のせいかな(^_^;)
↑気のせいでした(^_^;)。いつも花道からだそうです。
(感想を読んだ方から、教えていただきました!ありがとうございます~m(__)m)
◆花道度:小
最初のおとせとお嬢の出会いが七三。でも、会話を聞いてるだけでも
わかりますしね、ここは。
ちなみに、和尚も花道から出てきます。
こないのはお坊くらいですね(^_^;)
※11/17:指摘部分の修正と こっそり修正(^_^;)と ちょこっと補足追記
※11/18:三人吉三の和尚の出のところに補足
仕事の都合で「宮島のだんまり」と「九段目」をあきらめて、
でも
舞台写真を漁れる予定だったんですが・・・結局、
舞台写真も店じまいしてました・・・(T_T)
観劇日:2007/11/15(木) 16:40~21:14 ※18:40ころから観劇
劇場:歌舞伎座
観劇位置:3階正面後方
■タイムテーブル:
1:宮島のだんまり(約25分)
(休憩:15分)
2:仮名手本忠臣蔵(約95分)
(休憩:30分)
3:土蜘(約80分)
(休憩:10分)
4:三人吉三巴白浪(約25分)
※終演:21:14
1:宮島のだんまり
◆配役
傾城浮舟太夫 実は盗賊袈裟太郎 | 福助さん |
大江広元 | 歌昇さん |
畠山庄司重忠 | 錦之助さん |
白拍子祗王 | 高麗蔵さん |
相模五郎 | 松江さん |
浪越采女之助 | 亀寿さん |
息女照姫 | 芝のぶさん |
御守殿おたき | 歌江さん |
河津三郎 | 桂三さん |
浅野弾正 | 彌十郎さん |
悪七兵衛景清 | 團蔵さん |
典侍の局 | 萬次郎さん |
平相国清盛 | 歌六さん |
※未見なんで感想はパス。
でも・・・今月、團蔵さん、ここだけ~っ(/_;)
土蜘の四天王とかに出てきてくれるかと思ってたんですが・・・
あぁ観たかった・・・_| ̄|○
2:仮名手本忠臣蔵:九段目 山科閑居
◆配役
戸無瀬 | 芝翫さん |
大星由良之助 | 吉右衛門さん |
大星力弥 | 染五郎さん |
小浪 | 菊之助さん |
お石 | 魁春さん |
加古川本蔵 | 幸四郎さん |
※未見なんで感想はパス。
3:新古演劇十種の内 土蜘
◆配役
僧:智籌実は 土蜘の精 | 菊五郎さん |
源頼光 | 富十郎さん |
平井保昌 | 左團次さん |
番卒太郎 | 仁左衛門さん |
番卒藤内 | 東 蔵さん |
番卒次郎 | 梅 玉さん |
巫子榊 | 芝 雀さん |
侍女胡蝶 | 菊之助さん |
渡辺源氏綱 | 権十郎さん |
坂田公時 | 亀 蔵さん |
碓井貞光 | 亀三郎さん |
ト部季武 | 市 蔵さん |
太刀持音若 | 鷹之資さん |
石神 | 玉太郎さん |
※前半の胡蝶の舞の途中から
◆演目について
松羽目モノです。
昨年のNHKの古典芸能鑑賞教室で、やはり菊五郎さんの
私、チケット買って観そこねてるんですよね、これ。
で、今日、観て「観に行くべきだったな~」とちょっと後悔しました(^_^;)
◆のたりの眼
今日は、遅刻したのと、それであせっていたのとで、めずらしく、イヤホンガイドもなく
今月のチラシも手元にない状態で観劇でした。
【役者さん】
・菊五郎さん
声がいい! 低く深い、しっとりと響く声だなぁ。
源頼光との対決シーンでは、勧進帳の富樫と弁慶の激突寸前の所を
思い出しちゃったのは、似たようなお囃子のせいか、松羽目のせいか、
それとも、やはりそれだけ、気迫に満ちていたということなのかな~。
対決シーンで 数珠を勢いよく投げ飛ばすところがあるのですが、
一歩間違うと囃し方の笛の人に当たってしまいそうな勢いでした(^_^;)。
もっとも、笛の方は、吹くのに全力を尽くされているようでしたので、
飛んできても気がつかないかもしれませんが(^_^;)
頼光との対決に、いったんは退却する僧:智籌が、花道に向かうときに
袂をチョウチョか鳥の羽のように広げた形で行くのが、なんとなく
かわいらしかった~
蜘蛛になってからの下の衣装が面白かったです。
赤地に金のジグザグ?がはいっているところに、さらに
こげ茶と金の渦巻きが散らしてあります。
着物もこげ茶の地に刺繍が蜘蛛の巣と紅葉・銀杏の葉。
うーん、季節は秋か~。
・富十郎さんと鷹之資君
鷹之資君の長袴をズリズリとひきずって歩く後ろ姿が、とてもかわいらしかった♪
掛け声は お名前でかかってました。「豆天王寺!」とかかかるnのかと思ったんですが・・・
ちょっと言いにくいというか、字余りかな「豆天王寺」って(^_^;)
→鷹之資君には「若天王」とかかるようです。なるほど!
(掛け声に詳しいyukiさんのHP「ご機嫌!歌舞伎ライフ」に出てました。)
富十郎さんは、座っている時間が長いですが、対決シーンになると、
キビキビとした動きで対決が盛り上がります。さすが~。
・左團次さん
その登場に、「うーん、豪華配役~♪」と思いました。
まぁ、これはこの後、何度も思うことになるんですけど(^_^;)
最初の頼光への物語は、座ったままの語りなんですが、動きに迫力が感じられました。
後半の蜘蛛との対決シーンでは、緑地に金の入った袴に、上は黒地に金 と派手な
衣装にザンバラ髪だったんですが、これがまた、かっこいい~♪
あぁやっぱり写真買いに行こ。
・番卒トリオ+巫子榊
これまたご馳走♪ご馳走♪
最初、番卒は仁左さんと梅玉さんだけだったのですが、どうやら、花道から
だれかが登場する気配。
梅玉さんの呼び声に応えた声で、「やった!東蔵さんだ♪」とうれしくなりました。
ところが出てきたら、「京屋!」と掛け声がかかったもんだから、
「あれ?もう1人いるの?? 京屋ってことは・・・芝雀さんか!」
イヤホンもなく、配役もほぼわからない状態で観劇に望む楽しみを味わいました♪
昔に比べたら、役者さんとか屋号とか、大分アタマに入ってきたみたいです♪
(まだまだですが(^_^;)
・石神
なんか出てきた~(^_^;) というのが、見た瞬間の感想。
番卒トリオ+巫子榊がそろったところで、ナニやらお面をかぶった
小さな子が舞台に出てきました。
「・・・千之助くん??」と思ったんですが、お面を取ったところでかかった声で
わかりました。
東蔵さんとこのお孫さんの玉太郎君でした♪
まだ 足がかわいいですね~。
しかし、これが、なかなか声もハキハキとしていて、なかなか上手い。
おじいちゃん仕込でしょうか?将来有望株だな~♪
その東蔵さんは、他の番卒のお2人と同じ動きをすると、とても感じたのですが、
とても動きがなめらか・やわらかなんです。
何が違うんだろう?と思ってアレコレ考えてみたんですが、うーん、手かな~?
東蔵さん、指先の動きがとてもしなやかなんですよね~
この間狂言だけでも「遅刻しても来たかいがあったなぁ♪」と思うような
満足感をもらっちゃいました♪
・四天王
対決モードになって引っ込んだ左團次さんの保昌が、派手だけどかっこいい
衣装とザンバラ髪で花道から再登場する時、私の席からは見えなかったのですが、
声から保昌のほかに四天王がいることに気がつきました。
これが、みなさん、いい声してるんだわ♪
でも、声だけですぐわかったのは、権十郎さんだけ。
あとはみんな 「どっかで聞いた、誰だっけ~<(ーー;)」
だったんですが、本舞台に来て判明。
亀蔵さん(赤っ面)、権十郎さん、亀三郎さん♪ 市蔵さん
でした。どおりで、いい声(^_^;)。
ちなみに、四天王のみなさん、左團次さんの保昌と同じく、ざんばら髪です。
衣装は左團次さんよりシンプルですが(^_^;)
そして、やはり亀三郎さんがず抜けていいお声ですね~。うーん、耳福♪
立ち廻りもかっこよかったし・・・やっぱり舞台写真が欲しい~っ!
そうそう四天王といえば、舞台の最後、決まるところがあるのですが、
そこでみなさん、か~な~り、大きく前後に足を開いています。
・・・バランス崩してコケたり、立ち上がれなくなったりする方は
いないんでしょうかねぇ(^_^;)
・後見さん
音羽屋さんだし、菊市郎さんいないかな~と思いましたが、
後半、出て来た後見さんは菊十郎さんと音吉さん。
やはり親父様だし、ベテランの後見さんなのかな~。
でも、ほんと、投げた糸の回収とフォローに、無駄なくすばやく
駆け回るお姿は、ベテランのワザのなせるものなんだろうなぁと思いました。
【その他】
・糸はウケがいい
近くの席で外人さんがたくさん観劇されてたんですが、やはり「糸」が飛ぶと
外人さん沸きますね~
他の部分も、一生懸命観ている方もいたと思いますが、ちょっと
飽きてきた方もいたようで(^_^;)
まぁ観てるだけでも華やかで面白いと思いますが、
これは、話はすんなり理解するのは難しいかもなぁ(^_^;)
(実は私もあんまり理解してません(^_^;)
・捕り手さんのストライプ
下の衣装がエンジのストライプなんですが、これが、足を開いても、
閉じてても、ちゃんと横の線がつながって見えます。
これって、やっぱり、ちゃんと考えてつくられているのかな~
・蜘蛛のもってる棒
なんか布かなにかを巻きつけてあるのでしょうか?
のっぺりした棒だと思ったら、細かい模様が見えました。
・華やか
出てる人が豪華なせいもありますし、蜘蛛の糸飛ばすなんていう
パフォーマンスがあるのもひとつあると思うのですが、やはり華やか。
こいうのは、見てて気持ちがいいですねぇ♪
■花道度:高
途中からでしたから、菊之助さんの出はどうだったのかわかりませんが、
引っ込みは花道ではありませんでした。
菊五郎さんは、出入りはスッポンからかな?出てきた時、あんまり揚幕の鈴の音が
聞こえなかったですし、基本、モノノケですし。
ほんと、いつ出てきたのかわからず、七三にいる菊五郎さん見つけたとき
「おぉ、いつの間に!」と思いましたから。
↑前ジテの僧の時は揚幕からだったそうです。
鈴の音を鳴らさずに出てくるのが決まりなんだそうです。
(コメントで教えていただきました!ありがとうございます!)
モノノケだけど人の姿してるからスッポンじゃないのかな?
左團次さんのかっこいい引っ込みと 四天王と捕り手を引き連れての出は
間近でみたいみたいなぁ。
立ち廻りの最中も七三あたりまでくるところがあります。
4:三人吉三巴白浪:大川端庚申塚の場
◆配役
お嬢吉三 | 孝太郎さん |
和尚吉三 | 松 緑さん |
夜鷹おとせ | 宗之助さん |
お坊吉三 | 染五郎さん |
◆のたりの目
なぜ、今、この時期に、『節分の』大川端なんでしょう・・・(^_^;)
しかし・・・うーん、それぞれの役者さんは、苦手な役者さんでは
ないんですが、どうも3人のなんともいえない不協和音が。
なんでだろう? 難しいもんだなぁ。
組み合わせの問題なのかなぁ。
年齢的には、わりと釣り合い取れているのかなーと思うんですが。
そうですねぇ、例えば・・・
A:お嬢とお坊の配役をチェンジ
→染五郎さんの女形も 孝太郎さんの立ち役も、結構いけるから、
意外といけるかも。
B:
→・・・うーん、どうだろう・・・(ーー;)
C:お嬢と
うーん、それぞれが不協和音でなさそうなメンツというと・・・
松緑さんが
組み合わせとしては、染五郎さんの
孝太郎さんのお嬢なら愛之助さんと薪車さんとか。亀鶴さんもありだな~。
とか、なんか色々考えてみてしまいました(^_^;)
染五郎さんはちょっと、声がきてたかな~。
あ、お坊が、駕籠を出るとき、なんか駕籠が「ミシっ」と音たてたぞ・・・(^_^;)
あれ?
なんか奥の門の中から出てくるイメージがあったんだけど・・・気のせいかな(^_^;)
↑気のせいでした(^_^;)。いつも花道からだそうです。
(感想を読んだ方から、教えていただきました!ありがとうございます~m(__)m)
◆花道度:小
最初のおとせとお嬢の出会いが七三。でも、会話を聞いてるだけでも
わかりますしね、ここは。
ちなみに、和尚も花道から出てきます。
こないのはお坊くらいですね(^_^;)