集中力を車にたとえると
車のエンジンを心身の機能、集中力をガソリン、そのコントロールをアクセルにたとえて、集中力の特徴を指摘してみます。
①枯渇する
長時間ドライブではガソリンがなくなってきます。集中した状態が長時間続くと、どこかでガス欠状態になります。長時間でなくとも、心身の不調などで補給がうまくいかないと枯渇します。ガソリンタンクに穴があくようなものです。
②補給が必要
したがって、補給が必要となります。補給は、ガソリンの場合は外部からですが、集中力というガソリンの補給は内部からもできます。「集中!」の声かけが外部からの補給の例、「がんばるぞ!」の気合を入れるのが内部からの補給の例です。
③変動する
エネルギー満タンでも、その使い方、使われ方によって集中力の発揮には時間変動があります。それは、ドライブと同じで、状況ややるべきこと、さらに心身の状態によってアクセルの踏み具合が異なるのに似ています。
④容量は人さまざま
集中力を蓄えることのできる容量、補給や使い方は人によって異なります。集中力の高い人、低い人がいますし、その発揮の仕方のうまい人、下手な人もいます。
⑤質がある
集中力はその高低だけではありません。ハイオクガソリンのようなものも、レギュラーのようなものもあります。
⑥コントロールできる
ハンドルで方向を、アクセルでスピードをコントロールできるように、集中力もその方向や程度をある程度コントロールできます。