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学力低下

2009-07-11 | 教育
学力低下

東北大学・仁平義明教授からおもしろい研究報告が送られてきた
ルーチンスの水瓶問題(思考の柔軟性を見る問題)を15年間、
大学生1年生に実施した結果報告である
びっくりするくらい、きれいに正答率が逓減している

なお、一方では、フリン効果が知られている。
先進諸国では、知能指数が時代と共に増加する現象である。

こうした長期的な追跡研究は、貴重でおもしろい

「学生は本来の姿を失ったと考えるべきでもない。変化は、つねに起こっている。
学生は、つねに本来の学生である。」(仁平義明)
「ときとして、経験は最悪の教師である。」(ジンバルドー)

▼ 大学で何を学ぶか

2009-07-11 | 教育
▼ 大学で何を学ぶか 「高校生にすすめる心理学新書本」

浅羽通明「大学で何を学ぶか」幻冬舎(海保博之)

大学人の書いたこの種の本もたくさんあります。
本書はそれらとは違って、大学の外(社会)からの大学で学びの提言です。
大卒として社会に出て役に立つ大学での学びの提言です。
大学人は、学問の学び手としての学生を想定します。しかし、学問のエキスパートになるのは、ごくごく限られた諸君です。大多数は、大学で学んだ学問とはほとんど関係のない企業に就職していきます。
ですから、本書は役立つのです。文庫本にもなっています。最後に引用です。
フーテンの寅さん。大学に行くのはなんのためと問われていわく(要旨)。
「――物事をきめるとき、俺みたいに勉強してない奴は、さいころの目できめるか、その時々の気分できめるよりしょうがない。ところが大学で勉強した奴は、自分の頭できちーんと筋道たてて考えることができるようになるんだ」

人間、その騙されやすきもの

2009-07-11 | 安全、安心、

「人間、その騙されやすきもの」
 誰も騙されるのはいや、騙すのもいや。それでも騙しは、人間の生活の中では、あまりにも日常的である。その種類も雑多である。それを整理整頓しながら、それらの特徴を洗い出してみたいというのが、本書の一つのねらいである。
 振り込め詐欺で5000千万円の被害との報道も最近見かけた。騙しもここまでくると、ほっておけないのだが、本書は、そうしたこととは、あまり深くはかかわらない。もっと広く、深く、騙しの心理を考えてみるつもりである。いわば、騙しを通して人間って一体何者ということを考えてみるつもりである。
 おもしろいことに、そうした観点から人間を眺めてみると、騙しは、人間の本性、しかも、大事な本性の一つのようにさえ見えてくる。人を騙すだけでなく、自分で自分をさえ騙すのだから。
 「騙しの人間学」は、どんなことになるのか。本書をじっくりと楽しんでほしい。そして、あなたの人間観を広く、深いものにするきっかけにしてほしい。
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1章 騙しの心理学の現場
「人間その騙されやすきもの」が前提となっている職業
・ スポーツ選手 相手を騙して勝利を得る
・ ある種の広告宣伝 

2章 自分をも騙すのが人間
  知識に騙されるーー思い込み
3章 他人から騙される
  第一印象
説得される

4章 社会に騙される
権威に騙される
科学の権威
科学のお膳立てーー「科学的に実証」という魔力

5章 状況に騙される
錯覚
広告
見た目
(未完)