今現在の認知状態を知り自分をコントロールする
自分を自分でコントロールするためには、まずは、自分の今の認知状態がどうなっているかを知ることが先決です。その上で、認知状態を最適な方向に導いていくことになります。
試験のときに一番よくあるのは、あがりですね。あがってしまっていつもの力が発揮できず失敗という経験は、誰にもそれなりにあります。
あがりは、自己洞察力の過剰がもたらすものです。心臓がちょっとどきどきする。そのことに気がついて、落ち着かなければ、と思うと、ますますどきどきしてきてしまいます。悪循環がはじまってしまうのです。
これは感情の自己コントロールの領域なのですが、認知機能にも強く影響しますので、ほっておくわけにはいきません。
自己洞察力の過剰ですから、何か別のことに洞察の目を向ければよいのですが、これがなかなかできません。そこで、よく使われる手は、一層のこと、あがりの状態にもっと洞察の目を向けて、どれくらいあがっているかを調べてみるのです。「調べる」という気持ちが気持ちの知性化・客観化につながって、あがりをコントロールできるレベルにまで下げることができます。
もう一つは、あがりは緊張と連動していますので、緊張を下げること(「relaxsation」;弛緩)でそこから抜け出ることもできます。
そのためには、丹田(臍下)腹式呼吸法が効果的です(斉藤孝氏による)。これを2,3回繰り返します。
(1)ゆっくり5数えながら、息を吸い込みます
(2)それをへそ下3センチのところ(丹田)に3数えるまでため ておきます
(3)ゆっくり7数えながら、吐き出します
なお、過度のあがりは確かに困まりものですが、多少のあがり(緊張状態)は、かえっていつもより頭の回転をよくするところもあることも知っておいて良いかと思います。
自分を自分でコントロールするためには、まずは、自分の今の認知状態がどうなっているかを知ることが先決です。その上で、認知状態を最適な方向に導いていくことになります。
試験のときに一番よくあるのは、あがりですね。あがってしまっていつもの力が発揮できず失敗という経験は、誰にもそれなりにあります。
あがりは、自己洞察力の過剰がもたらすものです。心臓がちょっとどきどきする。そのことに気がついて、落ち着かなければ、と思うと、ますますどきどきしてきてしまいます。悪循環がはじまってしまうのです。
これは感情の自己コントロールの領域なのですが、認知機能にも強く影響しますので、ほっておくわけにはいきません。
自己洞察力の過剰ですから、何か別のことに洞察の目を向ければよいのですが、これがなかなかできません。そこで、よく使われる手は、一層のこと、あがりの状態にもっと洞察の目を向けて、どれくらいあがっているかを調べてみるのです。「調べる」という気持ちが気持ちの知性化・客観化につながって、あがりをコントロールできるレベルにまで下げることができます。
もう一つは、あがりは緊張と連動していますので、緊張を下げること(「relaxsation」;弛緩)でそこから抜け出ることもできます。
そのためには、丹田(臍下)腹式呼吸法が効果的です(斉藤孝氏による)。これを2,3回繰り返します。
(1)ゆっくり5数えながら、息を吸い込みます
(2)それをへそ下3センチのところ(丹田)に3数えるまでため ておきます
(3)ゆっくり7数えながら、吐き出します
なお、過度のあがりは確かに困まりものですが、多少のあがり(緊張状態)は、かえっていつもより頭の回転をよくするところもあることも知っておいて良いかと思います。