8月7日は岡山市に移動し、岡山県動物愛護センターで殺処分ゼロに向けた取組みなどについてお伺いしました。
岡山県動物愛護センターは、それまで各保健所で実施していた管理行政を効率的かつ一元的に実施するため、平成17年に設立された。
約5ヘクタールの敷地を有し、岡山県・倉敷市を除く県内全域を管轄している。
動物管理業務と動物愛護業務は委託業者が行い、県職員は委託業者の指導監督などを行っている。
岡山県や岡山市、獣医師団体などが出捐している(公財)岡山県動物愛護財団が犬・猫の譲渡事業、動物ふれあい事業、犬のしつけ方教室、ふれあい飼育棟収容動物の管理など動物愛護業務を行っている。
その他、約460名の動物愛護推進員に地域における動物の適正飼育に関する助言・指導を行ってもらったり、岡山県動物愛護推進協議会を設置して学識経験者や獣医師団体・動物愛護団体及び関係行政団体など約10名の委員を委嘱し、動物愛護推進員の活動に対する支援など必要な協議を行っている。
そのような取り組みや動物愛護法改正もあり、動物の保護収容頭数は平成18年度に犬980頭・猫566匹だったのが平成26年度には犬448頭・猫331匹まで減少、処分頭数も犬が平成17年度1,580頭・猫が平成18年度2,197匹だったのが平成26年度は犬122頭・猫128匹まで減少した。
猫は乳呑児でも引き取ってくれる方がいて、その方に依存しているところもある。
若くて健康で性格が良い犬以外の犬は、一度ボランティアが飼育し問題点等を把握したうえで譲渡している。
地域猫活動は、科学的に効果・成果があるという報告がないので実施していない。
動物愛護法改正後は捨て犬猫が多い印象がある。当初は成果があったが、業者や法改正前からの飼い主のところで抱えている犬猫が増えてきており、飼えきれなくなった犬猫が今後捨て犬・猫や引き取り対象として出てくるのではないかと危惧している。
センター敷地内には犬用のシーソーなどを設置しているドッグランがあり、無料で犬を放して自由に運動をさせることができる。
ドッグラン利用者が犬のしつけ方教室を受講したり、知人に紹介してくれたり、適正飼育の普及推進に繋がっている、
といったお話でした。
殺処分ゼロに向けて適正飼育の推進など岡山県動物愛護センターも神戸市動物管理センターと同様にいろいろ苦労されながら取り組まれていました。
神戸市では猫の処分数が依然多いですが、そのほとんどは乳呑児と仄聞しています。
岡山県のように乳呑児の猫を引き取ってくれるところを探す必要があると思います。
また、今後捨て犬・猫や引き取り対象として出てくるのではないかという懸念は神戸市にもあてはまると考えられ、さらに譲渡が増えるような取り組みや去勢への助成といった取り組みが必要ではないでしょうか。
*参考:(公財)岡山県動物愛護財団 ホームページ http://ww9.tiki.ne.jp/~okadouaizai/
岡山県動物愛護センターは、それまで各保健所で実施していた管理行政を効率的かつ一元的に実施するため、平成17年に設立された。
約5ヘクタールの敷地を有し、岡山県・倉敷市を除く県内全域を管轄している。
動物管理業務と動物愛護業務は委託業者が行い、県職員は委託業者の指導監督などを行っている。
岡山県や岡山市、獣医師団体などが出捐している(公財)岡山県動物愛護財団が犬・猫の譲渡事業、動物ふれあい事業、犬のしつけ方教室、ふれあい飼育棟収容動物の管理など動物愛護業務を行っている。
その他、約460名の動物愛護推進員に地域における動物の適正飼育に関する助言・指導を行ってもらったり、岡山県動物愛護推進協議会を設置して学識経験者や獣医師団体・動物愛護団体及び関係行政団体など約10名の委員を委嘱し、動物愛護推進員の活動に対する支援など必要な協議を行っている。
そのような取り組みや動物愛護法改正もあり、動物の保護収容頭数は平成18年度に犬980頭・猫566匹だったのが平成26年度には犬448頭・猫331匹まで減少、処分頭数も犬が平成17年度1,580頭・猫が平成18年度2,197匹だったのが平成26年度は犬122頭・猫128匹まで減少した。
猫は乳呑児でも引き取ってくれる方がいて、その方に依存しているところもある。
若くて健康で性格が良い犬以外の犬は、一度ボランティアが飼育し問題点等を把握したうえで譲渡している。
地域猫活動は、科学的に効果・成果があるという報告がないので実施していない。
動物愛護法改正後は捨て犬猫が多い印象がある。当初は成果があったが、業者や法改正前からの飼い主のところで抱えている犬猫が増えてきており、飼えきれなくなった犬猫が今後捨て犬・猫や引き取り対象として出てくるのではないかと危惧している。
センター敷地内には犬用のシーソーなどを設置しているドッグランがあり、無料で犬を放して自由に運動をさせることができる。
ドッグラン利用者が犬のしつけ方教室を受講したり、知人に紹介してくれたり、適正飼育の普及推進に繋がっている、
といったお話でした。
殺処分ゼロに向けて適正飼育の推進など岡山県動物愛護センターも神戸市動物管理センターと同様にいろいろ苦労されながら取り組まれていました。
神戸市では猫の処分数が依然多いですが、そのほとんどは乳呑児と仄聞しています。
岡山県のように乳呑児の猫を引き取ってくれるところを探す必要があると思います。
また、今後捨て犬・猫や引き取り対象として出てくるのではないかという懸念は神戸市にもあてはまると考えられ、さらに譲渡が増えるような取り組みや去勢への助成といった取り組みが必要ではないでしょうか。
*参考:(公財)岡山県動物愛護財団 ホームページ http://ww9.tiki.ne.jp/~okadouaizai/