ステントを入れた後、エコー検査で胆管が2本拡張したままで、改善を認めないと言うことで、せっかく入れたステントを明日抜くことになりました。
”えーっ””せっかく入れたのに・・・”と思いましたが、拡張した胆管の通過をステントが邪魔しているかもしれないと言われたので、やはり抜くこととなりました。
内科の先生が、今回3回目のERCPで抜くだけですから、麻酔なしでやってみましょうと言いました。
不安は感じましたが、時間が短いということなので、その言葉に従って麻酔なしで行ってみました。
もともと、反射が強く、ただの内視鏡でも”オエオエ”していたので、口から食道までは、同じ感じで何とかこなせました。
しかし、胃から十二指腸に入れるときに、曲がって癒着しているため、押してもなかなか入っていきません。
吐き気はさらに強くなり、処理台の上はよだれだらけ、涙だらけとなってしまい、見るに見かねた内科の先生が、やっぱり麻酔しましょうといって、鎮静剤を投与しました。
そこからの記憶は無く、ベッドで目覚めました。
妻が、青いチューブを先生から渡されたそうですが、実際に体の中に入っていたステントでした。写真が現物です。記念に(?)もらってきました。両側(黄色い矢印)に返しがついていて、胆管の中と十二指腸の中に引っかかって抜けないようになっています。しかし6ヶ月ごとに入れ替えが必要となり、そのたびにERCPをしなければなりません。それが無くなったことはよいことかな?
医療用であるので、高いんだろうなーと思いつつ、ストローの代わりにもならないものを見つめて、はーっとため息をついていました。