生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

胆石の治療のため入院します

2022-04-18 15:17:55 | 移植後10年以降

年末にステント交換を無事に終えたのですが、その時に胆管狭窄部の中枢側(上流)に胆管内結石があることを指摘されていました。

 

今回、その結石を破壊して、体外に取り出す治療を受けることになりました。

 

先週の月曜日に消化器内科の担当医の先生から説明を受けましたが・・・・

その内容です。

1)胆管をつないているところが狭くなって、現在胆汁の流れを確保するためステント(プラスチックの筒)が入っています。

2)その部位の肝臓の方向に狭窄の幅より大きいと考えられる結石があります。

3)このまま様子を見ていくと、成長して詰まってしまったり、取り出せなくなってしまいます。

4)今回この結石を内視鏡的に取り出すことを予定しています

5)今あるステントを一度抜去します。

6)狭窄部分にバルーン(風船)での拡張を行います。

7)十分に広がれば、そこに胆道鏡(内視鏡の細いやつ)を入れて狭窄部を超えます。

8)胆道内に生理食塩水を充満させ、内視鏡で確認できた結石に先端部から衝撃波を当てて、結石を砕きます。

9)砕けた結石を、バスケット(針がねでできている捕獲網)で取り出しますが、一度では全部出せないので、2回のERCPで取り出す予定です。

10)2回のERCPの間は、リスクを避けるため、狭窄部から鼻の孔出るENBD(経鼻的なドレーン)で胆汁流出を管理します。

11)2回目のERCPで胆石を排除できれば、もう一度ステントを留置して終了となります。

 

以上を説明されました。

 

”ふーっ”きついけど頑張ります。けど、ENBDには初回治療時に大きなトラウマがあるので、考えただけでテンション下がりまくりです!

 

ところで、”内視鏡が通過しないときにはどうなりますか?”と質問したところ

以下の説明を受けました。

1)拡張が不十分な時には、メタリックステント(金属の細い針金で編んだ筒で数日でゆっくり拡張する)を留置して、狭窄部を拡張します。

2)十分に拡張できたら、メタリックステントを抜いて(必ず抜かないといけないらしい)、7)以降の作業を行うそうです。

 

”・・・”

さらにきつそうで長期化しそう・・・

 

”最初のストーリーでうまくいってくれるといいな~”と神様にお願いしてきました(笑)。

 

何か楽しいこと予定しようっと。