生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

PTCD入れ替え

2016-07-13 23:19:50 | 胆管狭窄のメンテナンス(8年目)
5月にPTCDを入れて2ヶ月が過ぎます。

発熱やチューブの劣化などは特に認めていませんが、新しいチューブへ入れ替えました。

透視室で上半身裸になり台に寝てスタンバイ。

イソジンで皮膚を広めに消毒し、今まで入っていたチューブも念入りに消毒。

体を清潔なシートで覆い、ガイドワイヤーや麻酔、新しいチューブなどの準備を行い、局所麻酔へ。

最初にちっくとしましたが、予想以上に体が反応しビクッとなり苦笑い。

しっかりと時間をかけて広範囲に麻酔を皮下注射しました。


元のチューブのコネクタを外してチューブの内腔にガイドワイヤーを通します。

チューブの先端から、胆管内に出たことを透視で確認し更に奥に入れて指で固定します。

ガイドワイヤーが抜けないように、チューブをゆっくりと引き抜きます。

チューブが抜けると、ガイドワイヤーだけが、胆管内に入っている状態に。

それに沿って新しいチューブを皮膚から胆管へ導きます。

本来ならこの時に痛みを感じるはずでしたが、麻酔が的確に効いて何も感じず取り替え終了。

ナイロン糸で2ヶ所皮膚に縫い合わせて固定し、消毒後テープで固定し廃液バックにつないで終了。

本当にあっけなく終わりました。

30分後より、なんとなくチクチクしてきて、重ーい痛みが出現。

ロキソニンを飲むほどではないので、そのまま我慢し、納涼会へ出ておしゃべりと食事を終えると、やっぱり痛みがあるので、寝る前にロキソニン飲んで以下記事を書いているところです。

外科の先生に感謝。

抜くための作業は、しばらく予定なしで経過観察です。