生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

移植後13ヶ月目の外来

2009-09-24 21:33:32 | 退院後

今日、13ヶ月目の外来でした。

1年を経過すると、なんだか1ヵ月がすぎるのがあっという間で自分でもびっくりしています。

採血結果は、AST/ALTが35/38でほぼ正常範囲、ALP/γGTPが450/268で大きな変化なし、ビリルビン2.2でやや減少でした。全般的に良い数値でした。

気になったのは、タクロリムスの毛中濃度が2.3と低いのと、白血球が2400とやはり低いことです。主治医の先生は、変化ないのでこのまま見ていきましょうということに。

腫瘍マーカーAFP/PIVKA-Ⅱは4.2/23と正常範囲内でほっと安心。

インフルエンザの予防接種はやはり受けたほうが良いでしょうとのことでした。まだワクチンは病院内にもない様子なので、接種はまたの機会になりました。

HBs抗体価は前回ヘブスブリンを投与しないにもかかわらず、76と50以上をキープできていました。病院の会計が始めて4000円とリーズナブルな自己負担額となりました。

薬剤の減量はないので、3万円程度かかりますが・・・

ヘブスブリンは血液製剤であり、感染症の危険リスクが0ではないので、いずれ使用をやめて、バラクルードのみで維持する方針だそうです。

また来月も、この状態が維持できることを祈っています、というか、もう仕事で精一杯です。


連休

2009-09-21 17:18:32 | 退院後

久しぶりの連休で、少し時間が取れた。

息子と一緒に、在来線で1時間程度、ローカル線の旅を楽しみ、新幹線で帰ってきた。

息子も私も鉄道好きなので、手術前には丸一日いろんな新幹線に乗って、軽井沢・東京・米沢などをめぐって、スタンプラリーなど楽しんでいた。

手術後、なかなか遊びに行けなかったので、体力が心配だったが、結構楽しんで遊べた。

 

移植後1年が経過し、腹部の傷の痛みは通常の生活ではほとんど気にならない。

食事もほとんど家族と同じものをあまり気にしないで食べている。

免疫抑制剤の内服量も、減り1日13錠程度となり苦痛にはならなくなった。

しかし、体調の波というか、時々自分の体力に急に自身が無くなり、どっぷりと疲れてしまうことがある。

がんばった翌日ではなくランダムにくるようで、なかなか予想できない。

いやなことの前が多いような気もするが・・・

おそらく肝機能などの値は落ち着いているので、精神的なものなのだろうと思っているのだが、コントロールできないときがあり困ってしまう。

 

体重は、へそ回りの皮下脂肪が増えてきて、やせる漢方薬のコマーシャルではないが腕でしっかりつかめるようにプヨプヨになってきた。

忙しさにかまけて、運動していないのがばればれ・・・

 

体調の不安定さと、お腹のプヨプヨ対策のためにも、水泳や自転車などの、定期的な運動を始めることにした。

 

これで、体調の浮き沈みが、無くなって切れればよいのですが・・・