生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

復職1週間+退院後1ヶ月目の受診

2009-01-09 22:13:49 | 退院後

本日で復職1週間(とはいっても午前中のみの復職です)になります。

退院後一ヶ月目の外来もありました。

採血結果は、胆管系酵素(γGTP・ALP)が正常値の倍程度、ビリルビンが2.9とちょっと上昇していましたが、肝酵素(AST・ALT)はより正常に戻ってきていました。

プレドニンを1mgから0.5mgへ減量し、その他の消化器薬(便秘の薬など)を減量することとなりました。

エコーでは、拡張していた胆管は変化無く、その領域はつぶれるのを待つ方針となったので胆管系酵素の値は経過を見ることになっています。

仕事に戻って3日目あたりは、かなり傷の張りが強くなったりして、きつかったのですが、4日目あたりから少し慣れてきました。ロキソニンを飲んで張りを抑えながらやっていたのですが、今日は飲まなくても大丈夫になりました。

明日からは3連休になりますので、少し朝寝坊して体を休めます。来週からは丸1日の復職に挑戦してみます。

夜になったら雪で真っ白になりました。


術後13日目

2009-01-09 19:47:44 | 生体肝移植(初回入院)

少し、お腹の調子が落ち着いてきていました。

お腹の張りも落ち着いてきたので、初めてのシャワー浴をしてみることに。写真は、シャワー浴びるときに傷などが濡れないように、ビニールでラップしたときに写真です。終わったらはがして、濡れていないのを確認します。

服を脱ぐだけでハカハカ・・・妻に手伝ってもらって、頭を洗い・体を洗い、鏡で自分の姿を確認すると、たった2週間なのに、筋肉が落ちて宇宙人のような体・・・

気持ちはよかったのだが、体力の限界となり、ベッドで熟睡。体力低下・筋力低下が非常に強かった。

そのあと、車椅子でX線写真を撮りに行ったが、体力の残りがなくなってしまい、早々に帰ってきた。

以前よりあった蕁麻疹は、相変わらずで皮膚科の先生の再診があった。そのとき見てくれたのが同級生で、昔大きな病気をされて苦労した先生でした。いろいろ話をしているうちに、先が見えなくて不安なことを話すと”大丈夫、まだまだ いろいろあるから。あきらめた頃に光が見えてくるから・・・”とアドバイスを受けました。

またーっと冗談だと思い、診察も終わったのですが、このあとの変化は、まさにこの言葉が当てはまりました。さすが経験者・・・もっとも印象に残ったアドバイスでした。

夕回診で、今日の腹部写真で、胃が肝臓の断端部にくっついていて、ねじれているから、お腹が張るのでしょうと、説明があった。内視鏡でのぞいてもらうと、そこが剥がれもとの位置に戻るみたいなので、いずれ内視鏡していただくように話をしました。このときは、まだ内視鏡ができる状態ではなかったので、延期となりました。

この日の夜から、またお腹の張りが、一気に加速し始めました・・・