鎮静薬でハイパーになった夜も開け、翌日朝から採血。昨日の検査後の採血で、やはり膵炎になっているようで、絶飲食+補液+膵炎の点滴が・・・
昨日までの緊張と、麻酔で記憶が無い時に暴れたのか、朝から絶不調・・・
しゃべるのもおっくうな感じ。挙句の果てに熱まで出てきて機嫌も悪くなってきた。
そんなときには、いろいろ重なるもので、鼻から出ているENBDチューブの収まりが悪い。呼吸に合わせて出たり入ったりするので、鼻のところで止めているテープが伸びてしまい、鼻粘膜に痛み(プールで急に水が入っていたようなきーんっとした痛み)が、呼吸のたびに出てきた。
刺激になるから、鼻水が出てきてそれをかむとさらに痛い・・・
負のサイクルに突入し、イライラが頂点に・・・さすがに爆発はしなかったが、体の自由が利くようになっていたので、術後よりもストレスが溜まってしまった。
だんだん膵炎の数値と熱も下がってきたので、水分から許可となり、食事も開始に。
ところが、硬いチューブに食事の繊維質が絡まると、せっかく入れたENBDが重みで抜けてしまうので、野菜などは良くかんで、味だけ取ったら、ペッと出さなくてはならない。時間ばかりかかって、ちっとも進まないので、半分以下しか食べなくなってしまった。
この状態が10日間継続したので、今回の治療中一番ストレスが溜まった時期になった。
よかったことは、ENBD入れた後には、胆道減圧チューブからの胆汁がほとんど出なくなったので、造影検査で確認後に、抜けたことだった。抜くときに、痛みがあると思い、腿の皮膚を自分でつねってまっていたが、ぜんぜん痛みを感じなかった・・・よかった。
写真は、ENBDから造影したときの写真で、左上が造影前で、黄色の矢印がENBDチューブで胃から十二指腸・胆管内に入っています。水色が胆汁漏に入っているチューブで皮膚から肝臓のとなりのお腹の中に入っています。
左上が、ENBDから造影剤を入れて胆管を造影しています。右下が、胆汁漏チューブから造影剤を入れ始め、右下の写真のように、三角形の形に造影剤が溜まり、その部分が胆汁がたまっているスペースです。