生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

最近やっと

2009-01-14 22:07:14 | 退院後
入院している時には、ベッドが頭と足のところが、ハンドルを回すことにより、上げ下げ出来たので、両側とも10センチ位上げて、少し「く」の字の状態で寝ていました。

お腹の傷に余裕が出来て楽になるからでした。

しかし、家に帰ってくると、ベッドにそんな機能は付いてないので、まっすぐ仰向けに寝ると、傷が突っ張ってしまって、しばらく膝のしたに座布団を入れて寝ていました。

最近やっと、何も使わないで仰向けにスムーズに横になって寝れるようになりました。

同じようなことなのですが、術後あくびが、横隔膜の痛みで、あ~ぁとなるところが、あっ…ぶしゅるるへーといった感じで、ため息みたいになっていました。

急な横隔膜のいたみを防ぐための防御反応だったようです。

最近では、気持ちよくあくびが出来るようになりました。

健康な時には、気にもしなかったことが非常に不便に感じていました。

術後19日目

2009-01-14 15:38:22 | 生体肝移植(初回入院)

昨日、胆汁漏にチューブを入れてもらい排液400cc出た後は、いきなり朝食半分食べれました。

座位でいられる時間も5分から1時間以上にのびて、術後の状態がこの日を境に急激に改善しました

歩行なども楽にできるようになり、トイレはポータブルから、身障者トイレに変更となり、排便もすっきり出るようになって来ました。恐るべし、胆汁漏という気分。

排液は、順調に400-500cc出てきますので、かなり圧迫されていたのが実感できます。出てくる液は、黄土色から緑色の粘液で、胆汁そのものです。

その代わり腸管内にはほとんど排泄されないので、便の色は白色のまま。

昼食も半分摂取。

寝るも下がり、採血結果もみるみる改善!!やったー!!

シャワーも浴びてすっきり!!

おやつまで食べることができた。

しかし、調子に乗ると必ずしっぺ返しが来るのを忘れてはしゃいでいたのをすっかり忘れていました。

夕食は、お腹が張って、1/4程度。調子に乗りすぎたーと思って、トイレに行くと、胆汁漏のチューブから、勢い良く300CC出てきました。それですっきりに。

今日はいろいろあったので、眠剤なしで就寝したら、となりの部屋の方が夜に、大騒ぎとなり、寝れませんでした・・・

いいことの後には、悪いことが波のようによせてきます・・・・

でも、ほんとにこの日を境に体調は改善してきました。

写真は、赤矢印が胆管内に入っている胆管減圧チューブで青矢印が胆汁漏に入っているチューブです。これに、それぞれバッグがついているので、ずっと持ち運びます。