生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

自分の肝臓標本

2009-01-02 23:15:49 | 生体肝移植(初回入院)

写真は、手術で取り出した自分の肝臓の固定標本です。

赤丸で囲んである、少し白くなった部分が動脈塞栓で縮小した肝臓癌の部位です。

かなり縮小していました。

肝臓自体もかなり肝硬変の状態です。

自分の体を40年支えてくれた肝臓なので、感謝の気持ちいっぱいで見させていただきました”ご苦労様でした”

 

 


術後6日目

2009-01-02 22:56:39 | 生体肝移植(初回入院)

このころになると、夜間も1時間ぐらいは寝れるようになってきた。夜のポータブルトイレも3-4回程度に減少し、少し余裕が出てきた。

毎朝、6-7本の採血・検尿と痰が出たら細菌培養を行っていた。検尿のスピッツと痰培養のスピッツを同時に渡され、間違って痰培養のスピッツにたっぷりと尿をいれて、看護師さんに渡すと”これは・・・違いますよ・・・”

思いっきり間違ってしまい、笑われてしまいました。術後初めて笑ったのかもしれません。

午前中に車椅子に乗って、一階まで下りて胸部・腹部写真を撮ることになりました。いろんな関係者に見つかりながら、何とか撮影終了(結構疲れた)。

視界が変わったので、気分転換にはなったようだった。

先生より、ヨーグルト・ゼリーの許可が出たので、お昼にヨーグルト一個を完食した。

その後に、ガスが”ぶー”とでて、すごくすっきりして久しぶりにいい気分に

午後から、リハビリの先生が訪室し、上半身中心にリハビリ開始。

情けない力の入り具合にがっかり・・  でもしょうがないか・・・

夕方にはゼリーの完食。そのときの写真です。うまかった!!

順調に行っていたので、よりいい気分に!!

しかし、夕方のエコー検査で左胸水が結構たまっていることと、採血検査の結果、肝酵素が上昇してきているので”明日、肝生検やります”と・・・

いきなりのトーンダウン・・・

昔ひどい思いをしたことがあるので・・・

”はーっ”とため息