生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

肝生検・胆管ステント交換が無事終了しました

2019-12-28 14:17:22 | 移植後10年以降

今日は、12月28日で退院して自宅で書いています。

措置の前日は、クリスマスイブだったので食事にケーキと洋風なメニューが・・全部いただきました。

ピラフにフライドチキンとおいしそう!

1)胆管ステント交換

 12月25日に午後3時半から胆管ステント交換が始まりました。朝から絶食で、やや緊張気味で呼び出し。「ストレッチャーでいきますか?」に対して、「いや、歩いて行きますよ!」のやりとり。

 その日7件の7番目のようです。先生方、ご苦労様です。外科の若手の女性の先生が、私と同じ柔道部の後輩でしたので、準備のあいだ懐かしい話をができて不安な時間が和みました。ありがとうございます。

うつむけになって、簀巻き状態に、キシロカインスプレーを喉に散布し麻酔。猿ぐつわをかんで準備完了。

今回は、プロポフォールでの鎮静だったので、あっという間に意識消失・・・

内科の先生が、胆管のプラスチックステントを入れたまま経過している日数が1000日を超えたのは、私が最長のようで、抜けにくくなってることが予想されましたが、予想に反してあっけなく抜去可能のようでした。

新しいステントの挿入に少し時間はかかったようですが、1時間30分で終了!

終了後処置室で意識が回復し、いつもよりはまともな状態でストレッチャーにのり病室へ。

今回は、自制心があった状態で自画撮りしてみました。修正なしですが、ひどい顔ですね。

そのまま、なんとなくぼーっとしたまま就寝。

2)肝生検

12月26日は、肝生検です。多分10年ぶりなので、緊張です。

この日も、朝から絶食のため、「あー腹減ったなー・・」。

2日間食べないのも久しぶり。

昼過ぎ、看護師さんが「それでは、フォーレ入れます」と。

中堅どころの看護師さんで、「私も出産の時にいれて大変でした」と私に気を遣っていただきました。ありがとうございます。

久しぶりのため、緊張していると、結構痛みがあり、最後のところでつっかえてしまい、何度かトライしましたが入らず、私としては、このまま入れないで尿器で対応かな?と淡い期待を抱いたのですが、「先輩看護師を呼んで来ます!」とベテラン看護師さんが病棟にいらっしゃり、「痛いけど、ごめんなさいね!」と、ベテランらしい最後の一押し・・・

「はうっ」て感じで、入りました・・・お見事です・・・が、結構な痛みでした(涙)。

入れた後も違和感が強く、微動さえできない状態で、なんだかんだいって、このフォーレが今回の入院の山となりました。

点滴で、ソセゴン・アタラックスPを投与すると、結構ふわふわした状態に。

いままで、ソセゴン・アタラックスPの投与なんて、それほど効果無いと考えていたのですが、私には良く効いて、いい感じに。

生検のフロアまで、2回目のストレッチャーで搬送され、セッティング。

内科の先生が手技を担当されましたが、お互いに緊張です。「息を吸って・はいて止めてください」を何度か練習して本穿刺となります。

「局所麻酔します」、右のお腹のところがチクッと。その後皮膚に少し切れ目を入れて、本番。

以前に、すごく痛かった記憶があったので、一番の緊張というか、びびりの時間です。左のももの皮膚を思いっきりつまんで、痛み対する準備完了!

って思って、待っていると・・・「はい、おわりました。お疲れ様でした!」

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「あれっ・・・・痛くなーい」

思わず、「先生、痛くなかったです。すごいですね!」と叫んでしまいました。すると「薬のおかげですよ!」との返事。先生、ご謙遜です!!

 

なんにしろ、痛みが全くなかったことに感動です。すべての検査がこうあってほしいと考えています。

PTCDのテープの少し上の赤い半月のところが穿刺した部位です。検査後は安静が翌朝までありましたが、なんとか寝れました。朝に採血し、問題ないことを確認後、フォーレを抜いてもらい安静解除です。

 

3)PTCDチューブ交換

12月27日はPTCDチューブの交換ですが、これは前2つに比較すれば、なんていう事はありません。

透視室、いつも通りに交換していただきました。この日は、仕事納めだったので、パジャマのまま職場の全体会に参加しました。いつも入院しているので、いつもの感じです。

当院の放射線技師のかたが趣味でそば打ちを極めているので、手打ちそばをゆでで食べさせていただけることとなり、参加してきました。

 すごい!つるつる、しこしこ、うまーい!

入院中に、本格的な手打ちそばが食べれるなんて・・(涙)。

 

一晩様子見て、本日退院となりました。

また3年ぐらい、交換なしで行けたらいいなーと思っています。

 

内緒ですが、病院からの帰り道、マックによってビックマックをかって、がぶつきました。体には良くないかもしれないけど、何かのストレスが一気に放出され、満足です。

 

皆様、今年は大変お世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします。


胆管ステントの入れ替えと肝生検での入院

2019-12-25 13:14:31 | 移植後10年以降

12月23日から、外科病棟に入院となりました。次の3つです。

1)3年間入れ替えていない胆管プラスチックステントの交換

 約4年前に、移植し肝臓と私の胆管吻合部位が狭窄していたので、プラスチックのステントを入れていました。5月の連休前になると、悪寒が来て肝機能が上昇し胆管ステントの入れ替えを行っていましたが、拡張していた別の胆管にPTCDを入れたところ、発熱と肝機能上昇はすっかりと影を潜め、PTCDの交換のみ4ヶ月おきに行っていました。

 内科の主治医の先生とお話をすることがあり、「こんなに長期間入れている患者さんは珍しいので、なんともいえませんが、劣化してきてとれなくなっちゃうのが心配ですね・・・・。」と、怖いお話を聞いていたのですが、体調も落ち着いていることもあり、うまく逃げていました。

 移植後10年経過をしましたので、外科の先生からも一度肝生検を行って肝臓の評価をしましょうと聞いてはいたのですが、体調も落ち着いていることもあり、うまく逃げていました。

 逃げ切れるわけもなく、今回ステント交換となりました(涙)。

2)肝生検

 移植後10年経過しましたので、移植された肝臓の状態評価目的に生検となります。なんせ10年ぶりなので、痛くないといいなーと思っています。内科の先生痛くなくしてくださいねー。

 

3)PTCDチューブ交換

 ついでに交換です。

 

 どれが一番楽かというと3)で、次は自分でも予想がつきません。やってみないとね・・・。

 

 12月24日はダイナミックCTのみでしたので、楽勝でした。でも造影剤の投与量がいつもより多く、投与スピードも一秒間に5.6ccでしたので、いつもより熱く感じて、その分お漏らし感も強かったです。

 

 これを書いている今日は、12月25日のクリスマスで、これからERCPになるのですが、なんと7人の患者さんがERCPを受けるそうです。私は当然最後になりますので、夕方かな・・と思っています。朝から食べれないので、おなかがすきました。鎮静がうまくいって眠っている間に、1時間位で終わってくれるとうれしいな・・。鎮静はプロポフォールを予定しているので、終わってきてからは楽そうです。

 

 病室に帰ってきたら報告しますが、以前に鎮静が残った状態で怪しい自分の写真をアップして、覚えていない事があり、すごい顔だったので修正をかけた事があります。

 

 今回は、翌日かもしくは、肝生検が終わったときに報告させてください。

ちなみに、昨日はクリスマスイブのため、夕食にケーキがついて、ピラフとフライドチキンが出ました。以前に比べて、病院の食事がおいしくなったと感じますが、何関わったのでしょうか?私が年をとったのでしょうか?