中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

朝日杯FS(GI)回顧

2006-12-13 11:25:04 | 回顧
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【馬場】Aコース2週目。両発表だが、前日の雨の影響でパンパンとは行かず。

12.6 - 11.0 - 11.3 - 11.9 - 12.1 - 12.2 - 11.1 - 12.2=1:34.4

【展開】アドマイヤホクトが好発を決めるも、ガンガン行かず。押し出されるようにオースミダイドウがハナ。折り合いに専念のため、下り坂でもそれほどペースアップせず馬群はひと塊。たっぷり息を入れて直線で11秒1と急激にペースアップ。最後の急坂で止まったところを大外から勝ち馬の強襲。

 ゴール前の急坂、大外からまるで別の生き物のような脚で一頭の馬が突っ込んできた。416㌔と小柄なドリームジャーニーが驚異の末脚で2歳チャンプに輝いた。道中はスッと最後方に控えて脚をタメる作戦。これは折り合いを欠いた前走の敗戦を生かしたもの。残り3ハロン地点で外目を通って進出を開始すると、楽な手応えで前を射程圏内に入れる。直線を向くと、一頭だけ違う脚色で一完歩毎に急追。全身を目一杯使ったフットワークで、測ったようにゴール前で差し切った。切れ味の凄まじさには驚きの一言。テンションが高く、折り合いに課題を残すが、クラシック最有力候補に躍り出たことは間違いない。それだけに、骨折は残念無念。

 2着のローレルゲレイロは好発を決めて好位から流れに乗る。前で折り合いに専念するオースミを目標に三分三厘で早めに仕掛けを開始。だが、そのライバルが早々失速したため一頭で抜け出す形に。鞍上の懸命のステッキに応え、踏ん張りを見せるも、ゴール前で勝ち馬にあの脚を使われては仕方なし。正攻法で強い内容だった。

 3戦無敗で圧倒的1番人気に支持されたオースミダイドウ。11番枠からそれほど出は良くなかったが、スピードの違いで前へ。ペリエJとしては好位に控えたかったところだが、逃げ馬不在に加え、外からマイネルに突っつかれる最悪の展開。押し出されるようにハナへ。これは鞍上も誤算だったろう。その証拠に道中はガッチリ手綱を抑え、4ハロン目から11秒9-12秒1-12秒2とペースは上がらなかった。タメるだけタメて4角で仕掛けを開始。だが、追われてからの反応は今ひとつでローレルにアッサリ交わされる。そこから粘りを見せたものの、勝ち馬と比べるとあまりに地味。折り合いに不安があり、コーナーで口向きの悪さも覗かせた。まだまだ若い。現状ではスピード力を生かしたほうがいいか。

 フライングアップルはマイルGIの流れに戸惑うことなく抜群の手応えで中団のイン追走。前の有力どころを見ながら絶好の位置。4角で馬群のなかを通って進出するも、追われてからジワジワとしか脚を使うことができず。ワンパンチ足りない。

 マイネルレーニアはプラス8㌔とやや太めが残った。道中は3番枠から無理せず好位へ控える。折り合いもスムーズで流れに乗っているかのように見えたが、如何せんこの馬には流れが遅すぎた。追ってから切れる脚を使えるタイプではないだけに、レースのラスト2ハロン目11秒1はきつかった。渋太さを生かせる展開で。

 マイネルシーガルは後方で末脚を温存し、直線でスムーズに外目へ持ち出せたものの、追われてからの伸び脚が今ひとつ。プラス10㌔が響いたか。

 ゴールドアグリは「返し馬から左手前の走りが今ひとつだった」と鞍上。本調子に一息だったか。

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鳴尾記念(GⅢ)回顧

2006-12-13 11:23:08 | 回顧
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【馬場】リニューアル2週目。依然として絶好の馬場。洋芝12~16cm。

12.5 - 11.5 - 11.9 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 11.3 - 10.7 - 11.6=1:46.9

【展開】逃げ馬不在でマルカがハナ。直線の長さと急坂も手伝って道中は12秒8-12秒5とこの距離とは思えない緩さ。上がりの競馬で後方勢は不利。

 叩き3走目で最高のデキだったサクラメガワンダーが、約1年ぶりに美酒を味わった。道中は緩い流れになか、3番枠からインの3番手。終始、スムーズに流れに乗る。直線で間を割って鋭い伸び脚。後続をグイグイと突き放し、逃げ馬との競り合いに。最後は半馬身の差を付けて接戦を制した。展開が向いたことは確かだが、抜け出した時の瞬発力は紛れもなく本物。強い競馬だった。

 マルカシェンクは前走時に調教で格下に煽られたが、この中間はきっちり先着。体調を持ち直していた。展開を読んだ鞍上は発馬直後にスッとハナへ。これが見事に嵌り、道中はスローの流れに持ち込む。直線で二枚腰を使い、勝ち馬と競り合いに持ち込んだが僅かに屈した。展開の恩恵だけではない内容。

 ホッコーソレソレは中団馬群からの競馬。折り合いもスムーズで良い感じの追走だったが、流れが落ち着き、直線を向いてもなかなか前が開かず。残り350㍍地点で外へ持ち出し、そこから鋭い脚を使って追い込むも、前も楽をしている分、届かなかった。平均ペース以上を希望。重賞でも通用する決め手。

 ローエングリンは相変わらず坂路、Cコースで熱心に乗られていた。道中は緩い流れをスッと2番手。課題だった折り合いは見事に付き、直線へ。だが、追い出してからの伸び脚は今ひとつで伸びずバテず。59㌔を背負っての瞬発力勝負は厳しかったか。

 メイショウオウテは発馬直後に内から突進され、前に行けず仕方なく最後方から。ジックリ脚をタメ、直線で大外へ。切れ味鋭く追い込みを見せるも、この流れでは5着が精一杯。度外視できる。

 グロリアスウィークは久々でも坂路で乗りこまれ、仕上がっていた。だが、唯一の不安材料であったイレ込みが激しかった。そのため、道中は力みながらの追走。しかも、速い脚が要求される展開では苦しかった。一度使われて落ち着きが出てくれば。

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