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2022年は客観的な予想を心がけます。

スプリンターズS(GI)回顧

2005-10-04 00:36:31 | 回顧
天候:晴  芝:良
【馬場状態】今週からCコース。相変わらずの高速馬場。

12.1 - 10.1 - 10.7 - 11.1 - 11.5 - 11.8
(32.9-34.4) 1:07.3 

【展開】好発を決めたカルストンライトオがハナへ。同じく好発の大外ギャラントアローが競りかけテン32秒9のHペース。直線は逃げ粘るカルストンライトオ、抜け出すサイレントウィットネス、大外デュランダルと壮絶な叩き合い。

勝った“精英大使”は強かった。外枠から好発を決めると、スッと外目の3番手を追走。勝負どころの4角で手応えが怪しくなり、万事休すかと思われたが、直線で激しく追われると怒涛の末脚で強襲。ゴール前で内に切れ込み、更には外へ膨れながらも1 1/4馬身ちぎった。強すぎる。前日に放馬や外枠の影響は皆無だった。スプリント戦では無類の強さ。

2着は日本代表デュランダル。久々ながら抜群の気配で好仕上がり。力強いトモの踏み込みであった。道中はいつもどおり最後方待機の策。直線で大外に持ち出されると、上がり32秒7の究極の末脚で追い込むも届かず。ただ、長期休み明けであれだけの脚で差し届かないなら致し方ない。さすがの底力。マイルCSも楽しみ。

3着はアドマイヤマックス。マイナス16キロは以外だったが、休み明けながら入念に乗り込まれていた。仕上がりは良かった。道中は中団のインで末脚を温存。直線でうまく外へ持ち出されると、鋭い伸び脚で猛追するも2頭には及ばなかった。春の高松宮記念より相手が強かった。すべての力は出し切った。年齢を重ねるごとにスプリンターとしての才能が開花した。

4着はマルカキセキ。道中は勝ち馬の直後、好位の外目を追走。除々に勝ち馬に迫ると、4角で相手の手応えが悪いと見るや、一気に競りかける。一旦は抜け出すかと思われたが、急坂で脚色が一緒になってしまった。ただ、一戦毎に力を付けているのは確か。攻めに行っての内容で価値は高い。小回り平坦の高松宮記念が楽しみ。使い詰めで調教の動きはあまり良くは映らなかった。

5着のキーンランドスワンは道中、中団で折り合いに専念。GI独自の速い流れは好都合だった。直線を向いて鋭い脚を繰り出すも、そこまで。上位馬とは決め手の差。力は出し切っている。やはり、この馬はGIでこその馬。

6着はタマモホットプレイ。道中は中団外目を追走。一度使われたことで、少しは追走に余裕があった。直線で外目に持ち出されると、伸びかけたことろを勝ち馬に外から被されてしまう。それでも、怯まず最後まで末脚を伸ばしていた。1200㍍よりは追走に余裕のある1400㍍が合っている。気難しく、直前の攻めが軽かったのは不満だが、競馬の内容は良かった。スワンSで注目。

最内枠だったゴールデンキャストは道中、無理せず中団前目のインを追走。終始、経済コースを通って直線を向くも、ジリジリとしか伸びなかった。鞍上によれば「ずっと外の馬を気にしていた」とのこと。揉まれない外ならもっとやれたか。

本命視したプレシャスカフェは8着。発馬もまずまずで、スムーズな折り合いで中団を追走。直線を向いても、前がうまく開いて最高の展開。それでも、全く伸びず見せ場すら作れなかった。鞍上によれば「ノドの影響が大きくなっている」とのこと。残念だ。

カルストンライトオは好発を決めると、スッとハナへ立つ。外からギャラントアローに競られるも、テン32秒9は馬場とこの馬のスピードを考慮すれば決して速くはない。4角で他馬を突き放し、直線を向いてもラスト1ハロン地点まで粘りを見せる。あわやのシーンも考えられたが、そこまで。やはり、前走で減った馬体が更に減っていた(マイナス2㌔)ことも大きく影響したろう。一週前まで追い切りをセーブしたが、戻らなかった。立て直しに期待。

シーイズトウショウはまさかのマイナス30キロ。笹張り治療明けで攻めは積まれていたが、急仕上げだった。しかも、下見どころから気負って、走れる状態ではなかった。この馬も立て直しに期待。


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