平尾バプテスト教会の礼拝説教

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会での、日曜日の礼拝説教を載せています。

2018年11月4日 加えて集めよう

2019-02-11 23:07:26 | 2018年
 最近、ドイツでは、人道主義的立場から難民を受け入れることに積極的に取り組んでいた政権が選挙で大敗をしてしまうという出来事が起こりました。首相のメルケルさんは、任期満了をもって、首相の座を退くことを明言しました。逆に、難民受け入れ拒否を訴えていた右派勢力が、勝利しました。また、ブラジルでも、トランプ大統領を尊敬しているという人物が、大統領に選ばれ、彼もまた、ブラジルファーストを主張しています。  トランプのしていることは、成功しているという評価があるというのが驚きですが、そのように考える者たちもいるのです。私たちは、恐ろしい時代に突入したといった認識を持った方がよさそうです。多くが、自分のことしか考えない、それのどこが悪いという開き直った人々が横行し始めてきたのです。自分たちのことしか考えられないというのは、人間の罪であり、弱さですが、聖書の神様はそれでよいと教えておられるでしょうか。  神様もイスラエルの民を選ばれたではないか、と思う方もおられるでしょう。しかし、それは新約聖書において大きく変わりましたし、実は、旧約聖書においても、いろいろな箇所で、すべての国民、人々に神様の赦しや祝福は語られているのです。このイザヤ書56章1節から8節でも、そのことは言えるでしょう。預言者イザヤは、神様が招いておられる人々について、「異邦人」と「宦官」を取り上げています。それまでは、申命記の23章2節、3節にありますように、彼らは会衆の仲間として受け入れられないことになっていました。  しかし、イザヤ書の先ほどの箇所には、「わたしは彼らのために、とこしえの名を与え、息子、娘を持つにまさる記念の名をわたしの家、わたしの城壁に刻む。その名は決して消し去られることがない」とあり、また「わたしは彼らを聖なるわたしの山に導き、わたしの祈りの家の喜びの祝いに連なることを許す」と書かれています。 . . . 本文を読む