迷歩録 危機管理

　　薄日射す　　　南の里に　　鵯や　　木の実を探し　　　戯れ騒ぐ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ


　　　　　今日も冬の天気である。薄雲が蔓延り、薄日の射す、少し肌寒い一日となりそうな

　　　　そんな南九州である。しかし微かであるが春の足音も聞こえてきそうな雰囲気もある。
　　　
　　　　　世間は相も変わらずコロナ肺炎ウイルスの話題で大騒ぎの状態である。九州の各県に

　　　　も広がりがみられ、田舎だからと安心できない状況となってきてる。いつまで続くのか

　　　　先の見えない状態が続いている。それでも出口のないトンネルはない、止まない雨はな

　　　　い。雨降って地固まるを信じて、自粛を実行して堪えるしかないのであろう。

　　　　　正月気分も明日で終わり、新しい年に何を行うのか、どのようにしていくのか考える

　　　　時期でもある。どこに何を植えるのか、場所の決定、さっそくジャガイモから植え始め

　　　　ようと準備をしている所である。ジャガイモを植えれば、落花生の床づくり、種まきと

　　　　落花生づくりの一年が始まる。

　　　　　台風や、大雨にどうなるのか、全くわからないが、準備だけは進めていなければなら

　　　　ない。先が見えないと言えば見えないのだが、準備と対策は想定内で行う。これが危機

　　　　管理というものであろう。

　　　　　コロナ肺炎対策も一年前からできたはずなのに、いまだに国は右往左往している。

　　　　この国の危機管理はどうなっているのであろうか。国民は不安の中で日々を過ごしてい

　　　　ることを感じているのであろうか。