迷歩録 冷たい視線

　　　　　　　蝉の声　　遠のく森に　　うろこ雲


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ>


　　　　　朝から蝉の声がうるさいほどだった森は、静かな夜明けとなって、その上空にはうろこ雲が広がる、季節は秋へと移り

　　　　始めている。季節だけでは無い日本の総理大臣の椅子を巡って与党、野党の権力争奪戦もマスコミを賑わしている。その

　　　　中には、自分の役割は中途半端のまま、総理大臣を目指す人もあるようだ、特にマイナンバー保険証問題、保険証とマイ

　　　　ナンバーを一体化したとき、それを利用する医療機関、などからの情報漏れは起きない保証は担保されていない、今の時代

　　　　性善説で成り立つことは少ないのに、そのセキュリティーは曖昧のままに強制実行する。そんな政府の曖昧さを持ったまま

　　　　次期総理大臣の椅子争奪戦、国民は冷たい視線で見ていることを知ってほしいものである。