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迷歩録  ぼうねんおまじわり

2017-04-04 09:15:08 | 日記
 <strong> 清明や  雲一つない  夜明けかな  せせらぎ光る  野里の散歩


                                 ひのひら  ろくべえ



   

   「ぼうねんおまじわり」(忘年之交」とは、互いの年齢の差に関係なく、親しく交わることの例え(広辞苑)

   新年度がスタートして、人間関係も新しく交流が始まるこの時期、ストレスの大部分は人間関係が占めるので

   はないだろうか。新人は新人として、先輩は先輩としてそれぞれに気を遣いすぎてぎしぃしゃくするのがこの

   時期の人間関係ではないだろうか。

    特に縦社会が主流の日本では、先輩風という言葉があるように、先輩が何かと先輩ブル行動、言葉を発する

   新人は文句も言えず、仕方なく従い陰でボヤク、先輩の悪口を言うなどの行動をとる。そのことが引き金とな

   って、人間関係を最初から悪い方向へと導くことになる。

    何とも悲しい結果ということになる。そうならないためには、先輩や新人という垣根を越えた人間関係を早

   々に築く必要があるのだが、先輩から今どきの若いものはという言葉が口から出てくる。この言葉は古から、

   いつの時代も、先輩の口癖として存在しているそうだ。時代の違いという価値観の違いがそのような言葉を口

   にさせるのではないだろうか。

    そのようなぎしぃしゃくした人間関係をつくらないためには、最初が肝心であろう。つまり「忘年之交」を

   心がけることが、とても大切な人間関係を築くときの基本的考え方となるのであろう。

    先輩は先輩らしく、自分の新人の頃を思い出しながら、新人に伝わる言葉で丁寧に伝えることを心がけ、新

   人は新人らしく、何でも吸収しようとする姿勢を持って、遠慮などせず、無用な忖度などせず、素直な自分を

   表現することが、今後の人間関係に大きな影響を与えるものと心がけていることが大切なのではないだろうか。

    対人援助の場は、人間関係がメインな仕事、つまり、コミュニケーションというものの学びの場であること

   を胸に刻み、ありとあらゆる人々との交流を学びの教科書とできることが、第一義となれるよう、日頃の心が

   まえを整えて仕事をしたいものである。

    目を開けた時から、目を閉じるときまで、そこには学びがある。それが対人援助職、コミュニケーションと

   はそのようなもの   

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