鮮やかに 開いた一輪 紐緩む 働いた後 一杯のお茶
ひのひら ろくべえ
「忠言、耳に逆らう」、という諺がある。役に立つ忠告
というものは、忠告されるものにとっては、痛烈に感じ
られれ、喜ばれることはないという諺らしい。
確かに忠告というものは、聴く側だけでなく、言った
側も、あまり気持ちのいいものではない。しかし言わざ
る負えない気持ちで言ってしまう。言った後もなんだか
気持ちがすっきりしない。聴い方は猶の事、そのことが
忠告と解らないばかりか、意味なく怒られたと受け取る
場合もある。こうなってしまえば人間関係そのものが、
崩れてしまう。忠告する側も聴く側も、それなりの関係
性を考慮したやり取りがないと、そこには摩擦が起きる
こともある。忠告ではなく、教えとして伝える工夫という
ものがいるのであろう。さらには、聴く側も、忠告と構え
て聴き取るのでなく、学びの伝えとして受け取る力が
いるのかもしれない。いずれにしても「忠告、耳に逆らう」
でなく、「忠告、耳に聴き入れる」そんな姿勢での、やり取
りが必要なのでわないだろうか。
一方的評価ではなく、互いの立場や人間性を考慮した
関係性をつくり成り立つことではないだろうか。
そんな関係性を成功目標として対人援助をしていきた
いものである。
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