千思万考

                                    
朝冷えや　　陽射し暖か　　鳥の声　　本格的な　　三寒四温
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ




　　　　人間が他の動物と大きく違う所は、知識を巧みに使いこなす所

　　つまり、言葉という道具を活用してコミュニケーションを行う所では

　　ないだろうか。このコミュニケーションのうちの、言語的コミュニケー

　　ションが、スムーズでなくなくなってきてると聞く。機械的なコミュニ

　　ケーション道具が発達しすぎてしまい。自分の口を使って言葉を使う

　　のでなく、パソコンや携帯電話、スマホと言った道具を使って、行う事

　　が、多くなったことも一因なのかもしれない。

　　　機械的なコミュニケーションでは、言葉そのものが意味を持つが、

　　口どうしのコミュニケーションでは、言葉でなく、その時の発音、声の

　　大きさ、喋り方、強さなど様々な言葉に付随する要素が伝わることで

　　言葉にならない、言葉の交流というものができる。このことが人と人の

　　交流では最も大切なことで、相手の気持ちを察したり、受け取ることが

　　できる。つまり「千思万考」の感覚こそが必要なのがコミュニケーション

　　なのではないだろうか。この「千思万考」の訓練ができていれば、工夫

　　や、工面と言ったことも可能となり、相手に伝えたいことが、上手く伝わ

　　る工面や工夫ができる。またうまく受け取るための、工夫や工面ができ

　　るという事になる。コミュニケーションというものはキャッチボールにも

　　似ている。相手を思いやる心こそが大事なのではないだろうか。