蒼い芝生の傍らで

サッカー観戦記および日常の出来事等

あなたに会えて、良かった

2012年09月02日 19時36分24秒 | 川崎フロンターレ
今日は、アウェイツアー2日目のオプションとして申し込んでいた、『Mind-1ニッポンプロジェクトツアー』に参加して来ました!
朝の7時半過ぎに仙台のホテルをバスで出発し、陸前高田→南三陸→石巻を回ってきました。

残念ながら今回のツアーでは、被災地のお手伝い的な事は出来ませんでした。
その代わり、物凄く色んなお話を聞き、色んな物を見せてもらいました。

銘菓『かもめの玉子』を作っているメーカーのサイトウ専務からは、自作DVDの映像を交えた震災当日のお話を頂きました。
このDVDが、BGMやらスライドショー的効果やらがふんだんに使われていて、若干引く所もあったのですが、津波が来た時のサイトウ専務の「何が『防潮提』だよ」と言う罵りや、「とめてくれー!!」と繰り返していた叫び声が胸を苦しくさせました。
震災後はしばらく脱力してしまったそうですが、また立派に会社を復活させたエネルギーに感動して、Tシャツ買っちゃいました☆(笑)

次に、フロンターレがサッカー教室を開いている、陸前高田小学校へ。ここでも、小学校が被災した当日の映像を見せてもらいましたが、黒煙と瓦礫と水が高台の小学校まで押し寄せて来る様子に、足が震えました。
お話を下さった濱口先生は、終始温かい笑顔でしたが、この笑顔を取り戻すまでのご苦労は計り知れません。
また、小学校の高台から見下ろす町は何も無く、テレビで見た『Maiya』もありましたが、鉄骨剥き出しの建物と寄り集まってそこにある感じでした。
子供達が楽しそうに、そして真剣にボールを蹴っている姿(上手!)に、この子達が幸せなサッカー人生が送れますようにと、願わずにいられませんでした!

その後、被災地をバスで回りました。広い地面に夏草がそよいでいる風景が広がっていましたが、ここが原っぱ以外の何かであることが想像出来ませんでした。
元通りになることはなくても、もっと良い場所にすることは可能な筈。住んでいる、生きている人が『我々の町、最高!』と言える日が遠くないよう、これからも寄り添って行きたいと改めて思いました!!

このツアーの間、ほぼ休みなく喋り続けてくれた、バスガイドの日野さん。素晴らしいガイドに感動しました!
彼女も酷い被災経験をお話し下さいました。思い出すのも辛い経験を、笑いも交えて語り続けたその心の強さに、「彼女のガイドするバスに載せてもらえて、本当に良かった」と思いました!被災した時の各地の状況から、被災前の風光明媚な土地の説明まで、三陸の素晴らしさを語り続けてくれた日野さん。彼女に出会えただけでも、『参加して良かった!』としみじみ思いました!!
ガイドの日野さん、足場の悪い中を安全運転で走ってくれたキクチさん、有り難うございました!また、日野さんがガイドでキクチさんが運転するバスに乗りたいです♪

震災から1年以上経ちましたが、まだ何も変わっていません。
もう一度、『自分に出来る事は何だ?』を思い出し、アクションを起こして行きたいと思いました!!

さて、川崎に帰ります。
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