部屋の模様替えをしたくなりました。
“室内も野原の心地に”
急に、そう思ったのです。
思いついたらその時に。
古くなりくたびれたタオルやマット、室内ばきなどを、新調しましょう。
すべて、緑色に。
それも、野原のような緑に。
棚の配置もかえてみましょう。
少しずつ変化している息子が、活動しやすいように、はかどるように、楽しめるように。
わたしのスペースも、すっきり、素敵に。
もうそばに置く必要のない本や物は、手放して。
食器やリネンも見直しましょう。
シンプルに、素敵に。
時々途方にくれながら、小さな決断をいくつも重ね、我が家のこれからをデザインしていきます。
何度目かにホームセンターを訪れた時、
わたしの目に飛び込んできたものがありました。
まあるい、緑色のマット!
直径2メートル弱の、まるで野原のようなふわふわのマットです。
これは・・・
買わねばなりません。
こんなものがあったらいいな、とずっと夢見ていたものです。
書斎にどうしても緑を敷きたかった。
人工芝を敷き詰めようかとも考えていました。
でも、もう少し柔らかなものがほしかった。
横たわり、本を読み、そのまま気持ちよく眠ってしまえるような。
まさに理想的なマット。
これはもう、即決です。
そして、小さな野原が我が家にやってきました。
うれしいこと。
他のお部屋もだいたい片付け終えて、ひと休み。
整理や処分しなくてはならないものの一団を、部屋の隅に眺めながら、とにかくひと休み。
みんな終えたら、ローラ・インガルス・ワイルダーの『大草原の小さな家』を読もう、
そう思いました。
小さな野原で。
野原にいる心地で。