ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

冬の読書*日々のつれづれ*

2016年01月08日 | Weblog

心待ちにしてきた冬の読書。


お部屋も整え、ぴったりの本も用意しました。

この冬、読み込んでいきたいのは、チャールズ・ダーウィン著『種の起源』。

難しい本ですが、面白そう。



ですが・・・

いまひとつ、読書がはかどりません。



たぶん、雪がないから。





しんしんと降り積もる雪は、木々と同じように、わたしの心も休ませます。

物質的な活動から、精神的活動へと、わたしを移行させてくれます。



でも、今年は雪がありません。

時々降ることはあっても、すぐに消えてしまいます。

晩秋のような空気が、まだ森に残っています。

このまま春に移ってしまったら、森もわたしもアンバランスになりそうです。



雪が積もれば、大変なこともたくさんありますが、

少しは、真っ白な日々も必要です。

あたり一面、銀色に輝くことが必要です。

氷のような星の夜が必要です。

そうしなければ、スミレはあんなにきれいに咲けないのではないかしら。




寒いのは、ほんとうは苦手なのですが、

これから大寒に向けて、少しだけ、世界が白くなる日があるといいな。




とりあえず、『種の起源』は脇に置き、

もう少し易しい本をパラパラとめくります。

雪を待ちながら。