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今年は当たり年なのか、豊作の木の記事が続きます。
高槻北部川久保の上流にもムラサキシキブ:紫式部(クマツヅラ科、ムラサキシキブ属)が例年にないほど見事な紫色の果実をつけていました。
ムラサキシキブは丘陵や低い山にふつうに見られる落葉低木で、高さは2~3mになります。
優美な紫色の実を紫式部の名を借りて美化したといわれるとおり、花はごく地味ですが、秋、葉の付け根につく紫色の実は、葉が落ちたあとも枝に残りとても美しいものです。
園芸店で売られ、庭によく植えられている“紫式部”といわれるものは、多くは正しくはコムラサキシキブ(小紫式部)別名コシキブ(小式部)で、園芸種だけあって実付きはよいのですが、ムラサキシキブの実つきは必ずしも良くなく、日照や気候条件、地質などが関係するのか、このようにたくさん実をつけるのはむしろ珍しい感じがあります。
園芸店がコムラサキをムラサキシキブと偽表示する営業上の都合でしょうが、本物よりも小ぶりで形も実つきもよいのですから、今問題になっている食品の偽装ほどは実害もなく、目くじらを立てるのも大人気ないというところでしょうか。
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