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野菊とひとからげに呼ばれることが多いのですが、野菊の図鑑を見ると百種以上もありって、品種を見定めることは至難のことです。
花の直径が8㎝にもなって、野菊というには少し逞しすぎる感がするハマギク:浜菊(キク科キク属)は、本州茨城県以北の太平洋岸の崖地に生え、庭園に栽培もされる多年草で、根茎はなく、茎は高さ0.5~1m、下部は太く低木状になり、翌年春その上端から新茎を出します。葉は枝頂に密生し、柄はなく肉厚、上面は無毛で光沢があります。
以前はキク属に入ってましたが、最近ではハマギク属として独立する見解が有力になっているといいます。属名はNipponanthemum、種小名がnipponicumで、日本固有種であることを示しています。
青森県の種差海岸や、茨城県の高萩海岸などの群落は野菊の景観としては最も見ごたえのあるものといわれています。写真はある薬草園でのものですが、この花が海岸の岩場に群生している姿をイメージするだけでその見事さが目に浮かびます。
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