何年か前に家の前の小山の田んぼの縁に近い木が伐られました。一つには松枯れ病が広がったこと、また雑木が大きくなって田んぼの日当たりが悪くなっていたことと思われます。
その結果、今まで気づかなかったコバノミツバツツジ:小葉三葉躑躅(ツツジ科ツツジ属)がところどころで咲いているのが見えてきました。木の陰で見えなかったのが見えるようになったというよりは、日当たりがよくなって樹勢が強くなったからと思われます。
ミツバツツジは外見がみな同じように見えるのでツツジ科の中でも最も分類が難しいとされておりますが、関西から西はコバノミツバツツジ、東海地方はミツバツツジ、関東地方ではトウゴクミツバツツジ、北陸地方ではユキグニミツバツツジが多くみられるなど、地域によっていろいろな品種があることでも知られています。ツツジ属の中では最も開花が早く、桜とともに春の訪れを実感させてくれる紅紫の花です。
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