まだ雪が残る平池に、オオバヤシャブシ(昨日記事)と並んでヒメヤシャブシ:姫夜叉五倍子(カバノキ科ハンノキ属)も花をつけていました。
北海道、本州、四国、九州に分布する日本固有種で、太平洋側型のヤシャブシに対して、ヒメヤシャブシは日本海側分布型になります。丘陵~山地で、多雪地のやせた土地や崩壊地に多く生える落葉小高木で、高さは2~7mになります。
ヤシャブシより葉がやや細く、側脈が20~26対と多いのが特徴です。
雌雄同株で、3~5月、葉の展開と同時に開花し、雄花序は無柄で長さ4~6㎝、枝先に1~3個垂れ下がります。雌花序には柄があり、雄花序より下方に3~5個つきます。
昨日のオオバヤシャブシと異なり、上から雄・雌‣葉(または雄・葉)の順序となります。覚え方は、オ・メ・ハです。