4月23日、咲いているはずと訪れましたが、お目当てのイワカガミはつぼみばかりで、探索路の最後の最後に、南向きの岩の上に数花咲いているのを遠くから見かけただけに終わり、不満感が残ったままとなりまました。
イワカガミは、北海道から九州に分布し、高山の草地や深山の岩場などに生える常緑の多年草で、茎は短く地に接して分布し、先に長い柄のある根出葉を数個束生、葉は径3~6㎝の円形で鋸歯があり、革質で表面は光沢があります。4~6月、高さ10~15㎝の花茎をのばし、3~8個の花を総状花序につけます。花は径1~1.5㎝で、淡紅色、花冠は漏斗形で5裂し、縁はさらに細裂します。
岩場に生え、葉が鏡のように光沢があるのでこの名があります。日本海側におおい大葉で尖った鋸歯の有るのをオオイワカガミというそうですので、平池のも大きい葉と鋭くとがった鋸歯があるので、オオイワカガミかもしれません。
花茎を伸ばしたイワカガミ
大きい葉と鋭い鋸歯、殆どが固いツボミだった。
日本の高山にあるコイワカガミ(’12年7月13日記事)と同じものをヨーロッパアルプスでも見たことを思い出しました。