へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

夏は野球 ニッポンの夏

2007-06-20 19:17:06 | おたより

高校野球の組み合わせ抽選が決定して、悲喜こもごもでございます。
さて、どうなることやら…。
 

タイガースも上り調子で何よりかな…。

でも、私は、疲れたぜ…。

更新は、帰ってから


今日が父の日

2007-06-17 23:24:57 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

うちのおとうさんは、早とちりです。ほんとうは今日が“父の日”です。
先週、いろいろあの手この手で気をひこうとしていたみたいだけど、そのたんびにおばちゃんと笑ってしまいました。
だから、今日はおとうさんより早く起きて、テニスのラケットを持って、
「おとうさん、早くテニスをしよう」
と、誘ってあげました。
最初、何のことかわからない、といった顔をしていましたが、そのうちわけがわかって大喜びをしていました。
それから、おとうさんは“エースをねらえ”の宗方コーチみたいにしごいてきましたけど、ぼくは“父の日”だから、とがまんしてテニスをしました。
だけど、おとうさん、ぼく、テニスするのは今日だけだからね。来週、誘ってきても絶対しないからね。
なぜなら、今日のテニスは“父の日”のプレゼントだから。

はしか?

2007-06-16 23:02:27 | へちま細太郎
ピカイチ~!!

さて、高熱でぶっ倒れた中島教授だが、あの年ではしかにかかったとはとうてい思えない。かかってないという方がへんだ。ただの風邪にちがいない。
タコ壺の主が学園の養護教諭たちと学食に現れ、中島教授の間抜けな高熱について、「あいつの熱の原因を調べないとまずいし、まさかはしかにかかったことがないとは知らなかった」
と言うではないか。
「ひょえ」
「いい年越えて…」
口々に悪口を始まったが、やはり心配だ。なにしろ、うちには細太郎がいる。うつったらたいへんだからな。
「参ったなあ」
「参ったねえ」
頭を抱えている大学の養護教諭は、もしもの心配を考えているんだろう。
「1週間経ってみないとわからないしねえ」
「全く、世の母親どもがめんどくさがって予防注射させないからこんなメにあうんだ」「ほんとだよ」
学校に勤めるやつは悪口が大好きだ。
「これであの中島教授もおとなしくなるでしょ」
「そうなってくれるとねえ」
しかし、中島教授の高熱は、ただの扁桃腺炎と判明し、多くの期待を裏切りますます元気に毒舌をはきまくることになるのである…ってことになると、俺たちも助かるんだけどね

中島教授が…

2007-06-15 23:58:12 | へちま細太郎

細太郎の父のピカ☆イチです。

はしかの流行がじわりじわりと、うちの学園にも押し寄せてきたようだ。 まさかこんな田舎の大学生もはしかに感染していようとは、思いもしなかった。
学園の事務員が学食に集合して、
「大学で流行ってきたらしいな」
「他に感染拡大のおそれありだよな」
「困ったなあ」
などと情報交換のつもりのうわさ話をしまくっていた。
そこへ飛び込んできたとある笑える?情報というのは、
「あ、事務兄ちゃんたちだ」
ラグビー部の(仮)亀梨軍団だ。
「今聞いたんだけどさ~中島教授が高熱でぶっ倒れたんだって?」
「なに?」
「鬼のかくらんか?」
と口々に言っていたが、
「まさか、はしかじゃね」
と、軍団のやつらが言いだし、俺たちももしかしたらの疑いを持ち始めたのであった。
と、書いたところでつづく 。

 


藤川先生のもうひとりのお姉さん

2007-06-13 21:53:21 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

藤川先生のお姉さんは2人います。妹も1人います。弟もいます。独身なのは、一番上のおねえさんの法華(のりか)さんと藤川先生だけでしたが、この法華さんができちゃった結婚をするので、藤川先生だけが取り残されちゃいました。
かわいそうに…。
でも、藤川先生に言わせると、
「独身の方がいいに決まっている。なぜなら、他の女の子と知り合えなくなるからな」
ということらしいです。
まあ、藤川先生らしいっちゃらしいんですけど…
で、藤川家では、この法華姉さんのできちゃった結婚を、
「よく、こんな娘を嫁にもらってくれる気になった、偉い
と、のぶちゃん先生を大歓迎していて、
「この屋敷は広いから、一緒に住んでもかまわない」
とまでいわれているそうですが、のぶちゃんのご両親はつりあわない結婚に、引いてしまって大反対なんだそうです。
なんか、複雑だね、おとなって…。
そんな騒ぎの中に、藤川先生のもう1人のお姉さんがお祝いに帰ってきてそのままいついてしまっているそうです。
この2番目のお姉さんは、さる偉い方の勧めで仕方なく結婚をしたんだそうで、だから結婚して5年近くなるのに子どももいないし、家庭内別居はするしで楽しくない結婚生活をしていたんだって。
ほんと、おとなって複雑でわからないねえ…。
いやなら結婚しない方がよかったんじゃないの?と思うんだけど、
「そうできないのが、おとなってもんよ」
と、おとうさんがえらそうに教えてくれました。
「確かに、そうできないのがおとななんだろうねえ」
おばあちゃんがあきれて、おとうさんを横目で見ました。
「なるほど」
けんちゃん先生がうなづきました。
「あんたね、いつまでいる気なの」
と、おとうさんがいつもの嫌味な口調で言えば、
「下宿したい」
と返事が返ってきて、おとうさんとけんかになっちゃいました。
いったい、ぼくのうちはこれからどうなってしまうんだろうか…
そんな風に悩んでいるそばから、
「かえったぞ~」
と、藤川先生が自分のうちみたいな顔をしてやってきました。
…、もう何もいうまい


父の日

2007-06-10 21:51:52 | へちま細太郎
「細太郎、テニスをしにいかないか…あり?おふくろ~、細太郎は?」
「何時だと思ってんの、とっくに遊びに行ったよ」
「が・が~ん( ̄○ ̄;)」
「なに、鐘なんかついてんのよ、うっとおしいから、あっちへおいき」
(((゜д゜;)))
実の母親に見捨てられるなんて、あわれなやつ。
あんまり面白いから、このうちに下宿しようかと考えてる、けんちゃんでした。