へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

給食の思い出

2007-06-26 23:52:24 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

ぼくはソフト麺が大好きです。余ったら持って帰ります。でも、三田先生は、
「俺が先生になって一番びっくりしたのが、このソフト麺なんだよなあ」
と、ため息をついています。 みんなが、どうして?と聞くと、
「先生のところは“自校式”つまり学校に給食室があって、そこで作ってくれていたんだ。だから、ソフト麺なんて出てこなかったんだ」
と、昔を思い出すように答えてくれました。
「おいしかった?」
「ああ、とってもおいしかったよ。全国給食コンクールで優勝した学校だったからね」
三田先生はそう言って、ニコニコと笑いました。
それから、三田先生は給食にまつわる話しをたくさんしてくれました。
余った給食を給食室のおばちゃんが食べさせてくれたこと、テーブルマナーを給食で勉強したこと、牛乳の早飲みをしてゲップを出したついでに全部はきだしちゃったこと…、今のぼくらとあんまり変わってないねえ。
で、ソフト麺ですが、初めて見た時に、
「これ、どうやって食べるんだろう」
と、教育実習中にさんざん悩んで全部ぶちまけちゃったんだってさ。
だめだなあ、袋のまんま4つにちぎらなきゃ、うまく食べられないよ~。
…と、ソフト麺にはやっぱりカレーだなあ、と給食を食べながらしみじみ思いました。

コメント
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