女性の顔をそんな風に・・・

学校行事は疲れるぜ。
でも、元気な俺の名はけんちゃんだ。

片山教授には奥さんがいるんだが、何で中島教授の奥さんに惚れているんだ？
「そりゃ、昔の話だ。今では、俺は自分の女房に惚れている」
と、胸を張って答えてはいるが、片山教授はかなりの恐妻家だ。
「じゃあなんで、中島教授の奥さんに惚れてるなんて言ったんですか」
「中島教授の女房は、俺たちの出身大学の学長の娘だったんだ。俺は、別に大学に残るつもりはなかったんだが、彼女に一目ぼれしてしまい、彼女を射止めようとそら努力をしたもんだ」
俺たちは顔を見合わせた。
まあ、こんなオッサンの昔話を聞こうとして聞いてるわけじゃないが、あの衣笠米穀店の奥さんとの三角関係なんて、面白そうじゃないか。
「で、なんで、そこに中島教授が？」
ふん、と鼻を鳴らして威張りくさった教授は、
「あいつは、交流のあった女子大に衣笠米穀店の娘が通学していて、そこで彼女に惚れてしまってな、だいぶ清純な交際をしていたようだぞ」
清純な交際・・・？なんだそりゃ・・・。
「そら、びっくりしたぞ、あのご面相だからな。あの当時は、鰐皮のバックみたいな顔をしていたんだな」
鰐皮のバックって、あんた、それはないでしょうがあ、仮にも女性に向って。
と、建前は思いつつも、俺も男だから、片山教授に同調してしまうのであった。。。

不謹慎な発言になったので、今日はこの辺で・・・。
つづく