へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

危ないバカ

2016-02-01 13:21:25 | へちま細太郎

東山よ、匿名希望もとっくの昔に忘れたわいな。

さて、先週の土曜日から、セクシー大下とダンディー鷹山の映画が始まって、さっそく桜井先生と空中に漂っている鎧かぶとのおじさんと見に行ってきたわよ。
面白かった、の一言に尽きる。
見に行ったのはええんやけど、どうも年代的にかなりの上の層の方々が多かったのは否めないわね。でもって、やっぱりうちの学校でも体育科の連中が大挙してみにいったようで…。
ダンディー鷹山をまねてサングラス姿で保健体育の授業にのぞみ、気障な捨て台詞を吐いてはキモイを連発され、軽くステップを踏みながら廊下を闊歩すれば、段差で転んで保健室に湿布を貼りに来るアホがいるんだそうだ。
高校の布川先生が、呆れてものが言えないとため息をついていた。
「アホと言う言葉は関東では甘い、ちゃんとバカといいなよ」
という言葉に少々抵抗はあるんだが、しかし、
「確かにアホちゃうわな。バカという言葉にぴったりや」
と、何気に外をみれば、田舎っぺ大将片山とカールおじさん中島の二人が、モデルガン片手にステップらしきものを踏みながら、遊んでいた。
「ありゃ、今にぎっくり腰で救急車だね」
布川先生は、さらに深いため息をついたのであった。
と、オチ言おうかと思ったら、外で爆音がする。
「ん?」
保健室の外へ出てみれば、スキンヘッドのバカが750を手放し運転して、やってきた。
「細太郎いるかあ、バカ野郎!!」
と、モデルガンのライフルを構えていたんだが、
「理事だからって、校内をそんなナリで走るな」
の大声とともにサッカーボールが飛んできて、スキンヘッドはモデルガンを飛ばされたあげく、慌ててハンドルを握ったものの、植え込みにつっこんでしまった。
「だめだこりゃ」
怒り心頭のけんちゃん先生と、唖然としている片山・中島コンビ、頭に擦り傷こさえて立ち上がった副住職と、なんともはや危ないバカばかりだな、と思ったタコ壺便りでした。
てか、ここ学校だろ~!!
「ふっ」
振り返れば、我関せずに赤本のページをめくっている細太郎が、軽く鼻で笑っている姿があった。
う~ん、こいつの方が危ないかもしれん。。。



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