へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

8月になった

2011-08-01 15:44:08 | へちま細太郎

暑中、お見舞い申し上げます。
へちま細太郎です。

夏休み前の猛暑もなんのその、涼しさ百倍、被害増大な夏休みになってしまった。
福島や新潟の人たちは地震や放射能、津波に洪水と水害や放射能の影響で、大変だなあとのんきな日々を過ごしている僕は、対岸の火事に見えてしまう。
ところが、遠い親戚には被災した人もいるし、山奥の実家に避難してきた人も大勢いる。
ほんとは、とても他人ごとではないのだ。
ましてや、奥八慈温泉は毎年お世話になっているだけに、閑古鳥の鳴くような経営状態にけっこう悲しい思いもしている。
バカ野郎、いまさら放射能がなんだってんだ、反対するなら電気消しちまえ、とぼくは思う。
でもさ、なんだかんだいっても人間って、便利なように便利なようにって科学技術も発展してきているけどさ、ほんとは窮屈な生活を強いられているんじゃないかと思っている。
今までだって、水力も火力も発電してきて成り立っているんだから、元に戻せばあ、と思うんだよな。
ま、決めるのは今の大人たちなんだろうけど、責任もって橋渡しをしてくれよなあ、とうちわを片手に机にへばりつく僕。
う~ん、、、高校はとりあえず県立を第一志望にして、落ちたら孟宗でもいいや、と最近は高を括り始めた。
美都第一高も余裕だと思うんだよね、県下ではトップの高校だけど、孟宗の中学でトップクラスだと余裕だっていうし。。。
一応、藤川先生や広之おにいちゃんの母校でもあるし、受けてみっかなあと思う。
あ、おとうさんは国立大学の付属高校だよ、何なのそこまでいって、高校の事務のおじさんじゃ割に合わない。
う、扇風機からの風が途絶えた、なんだよ~、と振り返ったら1階から上がってきたリカが陣取っていた。
「げ」
ぼくは、どうしてだ?なんなんだよ、と1階におりてみたら、もう1頭犬がいた。
「何これ」
ぼくは小さくじゃれつく子犬から上手に逃げながらおばあちゃんを探すと、
「誰かうちに捨てていったから、飼うわ」
と、返事が返ってきた。
「ひえええええ」
悲鳴を上げれば、ミッフィーがもふもふとなんのこっちゃという表情をして、エサを食べていた。
暑苦しい~。。。



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