ピカイチだ。
今日も息子は留守だ。お袋も慶子もいない。
そんなわけで、今夜は俺が飯を作る。
用意するのは、電気ポット。そして、カップめんだ。種類はお好みで…。
まず、ポットのお湯が沸騰しているか確認してから、カップめんにお湯を注ぐ。3分から5分待って正解。
な、簡単だろ?
ん?
「お~い、鮨が来たぞ~」
というオヤジの声と同時に、
「こっちもできた、カニの味噌汁」
という藤川の声が背後で聞こえ、
「はい、こうちゃんどいて」
と広之がお茶を入れるためにポットを持ち去ってしまった。おまけに、
「わんわん」
足元にいたリカまでが、鮨に向かって突進していった。
「何だよっ」
「おまえ、さっきみんなで鮨取ろうって決めたろ。何カップめんなんか食ってんだ」
(*゜▽゜ノノ゛☆
しまった。。。
「まずはカップめん食ってから鮨にしろ。のびるとまずいからな」
(-"-;)。
「わんわん」
このバカ犬ウニなんか食ってんじゃねえっ
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