へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

冬の宿泊学習

2010-01-29 19:24:15 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

入試が落ち着いたこの時期、ぼくの学校ではスキー合宿がある。中学生は強制参加なんだけど、今年は赤松が大反対したそうだ。
「気持ちはわかるけどぉ」
クラスでは大爆笑のうずだ。
「計画は任せてね」
と野茂が気合いを入れてガッツポーズをつけると、大喝采だ。 全く、どんだけ頭がいいんだよ。
「一応行くことにはなったが、おとなしくして過ごせ」
赤松はホームルームで抑揚のない声でスケジュール表を配った。
「先生」
と、たかひろが手を挙げて、
「キャンプファイアーがないんですけど、どうしてですかあ?」
と、困った質問をしてみんなを笑わせた。 当然赤松は引き攣る。
「やれるもんならやってみやがれ」
うっ、おとなげないなあ。
「吹雪の中、やるんだな」
「やっていいんですか?」
今度は野茂だ。
「なにっ?」
「キャンドルサービスにしない?雪の中きれいだよね」
みんなは拍手大喝采だけど、赤松はすんごい形相だ。
「やれるもんならやってみやがれ~」
あ~あ、キレちゃった。
「え~、ダメなのぉ?」野
茂は本気でがっかりしている。
まぢだったのかあ~っ。
野茂も女の子だったのか…。
知らなかった…。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿