へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

LUSHの石けん

2007-12-09 17:18:42 | へちま細太郎
こんにちは、へちま細太郎です。

おばあちゃんは、昨日藤川先生を見送りに成田空港に行ったついでに第1ターミナルに行き、ラッシュで石けんを買ってきました。
「ショッピングセンターに行けば買えるのに、なんで第1ターミナルなんだよ」
と、おとうさんは文句をつけてましたが、
「こっちの方が100gmずつくるんであるから、手間が省けていいの」
と、意に返しません。さすが、おばあちゃんです。
「冬季限定品でもこちらの“もみの木”はクリスマス限定品ですよ」
店員さんにすすめられるまでもなく、
「はい、限定品を全部1個ずつね」
と、かごに入れ、
「“もみの木”はプレゼント用として、こんなのもありますよ」
という店員さんの言葉に、
「お部屋に飾ろうっと」
と、またまた1個追加です。
おとうさんとぼくは、近くのマックに逃げ込んでおばあちゃんの買い物を待ちました。 「全くなあ、もう若くないんだから」
おとうさんはポテトを食べながらあきれてますが、いい香りの石けんを使うことはいやじゃないみたいで、
「いやさ、女生徒に『近藤さん、いい香り』といわれるんだよな」
と、嬉しそうに話していたこともありました。
大人なのに、女子高生にモテたからといって自慢にならないのに。
ところで、LUSHの被害?にあったのは、当然おじいちゃんです。
「なんだこの石けんま緑色のあわだぞ気持ち悪っ
という悲鳴がお風呂の中から聞こえてきて、
「それがオヤジ臭を消すんだから」
と、おばあちゃんは聞こえないふりをしてみかんを食べていました。
あ~あ。