へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

奥波池慈(おくはちじ)温泉

2006-10-29 23:12:49 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

藤川先生やサッカー部員のお兄さんと行った温泉は、県の北部の山奥にありました。
いくつかの旅館が源泉からお湯をひいていて、ごぎれいでさっぱりした場所なんですが、なんか、猿や熊とこんよくしそうなふんいきもありました。
旅館は、藤川先生のものすごく遠い親せきのうちなんだって。
どうして山の中ばかり、遠い親せきがあるんだろ?
「仕方ないだろ、ひいじいさんの隠し子を押し付けられたんだから」
またか…(^_^;)。
他にお客さんもいなかったので、みんなでバーベキューをしたりサッカーをしたり、ゴロゴロしたりしてすごしました。
サッカー部のお兄さんたちは、藤川先生を“坊ちゃん”と呼んでいて、とても大好きみたいです。
理由は…よくわかるような気がする。
だって、みんなで携帯メールしまくりだし、女の子におみやげ買ってるし、みんなマメなんだ。
だけど…、
「みやげったって、猿のキーホルダーと特産のりんごのお菓子しかない。それに、携帯がなかなかつながんねー」
と、ぶつぶつ文句いっていました。
せっかく温泉に来たんだから、携帯なんかやめたらいいのに、と思いました。